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俎板の
「俎板の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俎板のの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、江戸に在るものかね。」 「だって、ねえ、めのさん。」 とお源は袖を擦抜けて、
俎板の前へ蹲む。 「それじゃ御新造かね。」 「そんなお銭はありやしないわ。」 「....
「食魔」より 著者:岡本かの子
ようである。その蔬菜が姉娘のお千代の手で水洗いされ笊で水を切って部屋のまん中の台
俎板の上に置かれた。 素人の家にしては道具万端整っている料理部屋である。ただ少....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
、小桶に入れて、小使が校長さんの家に持って行った。 その日は鮒の料理に暮れた。
俎板の上でコケを取って、金串にそれをさして、囲爐裏に火を起こして焼いた。小使はそ....
「試験管」より 著者:寺田寅彦
を無視する科学者も時にはにおいで物質を識別する。むつかしやの隠居は小松菜の中から
俎板のにおいをかぎ出してつけ物の皿を拒絶する。一びん百円の香水でもとにかく売れて....
「魚妖」より 著者:岡本綺堂
たか。」 それが鰻に通じたとみえて、かれはからみ付いた手を素直に巻きほぐして、
俎板の上で安々と裂かれた。吉次郎はまず安心して、型のごとくに焼いて出すと、連れの....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
八景」を目一杯にやって、そのあと声《こわ》いろまでやって下りてきたこの人だった。
俎板のようなぶ厚い顔へとりわけ今夜は寒というのにビッショリ汗を掻いていた。 「す....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
あるのにかかわらずなお手首をボタンでとめるようになっているシャツを着、平べったい
俎板のような下駄を穿き、他の東京仕込みの人々に比べあまり田舎者の尊敬に値せぬよう....
「お米の話」より 著者:北大路魯山人
料理屋がそうだから、料理人はみなそうである。料理長というものは板前といって、
俎板の前に坐って刺身ばかり作っている。本当の料理人ならば、仮に自分で飯を炊かなく....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
俎板《まないた》へ載せて庖丁でトントン叩いて細かくする人がありますけれどもあれは
俎板の木屑《きくず》が肉へ混って病人に良くありません。今のように肉挽器械で二度も....