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「勾配が〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

勾配がの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
にまつわる萩や芒がおどろに乱れて、露の多いのに堪えられなかった。登るにしたがって勾配がようやく険しく、駒下駄ではとかく滑ろうとするのを、剛情にふみこたえて、まず....
忘れえぬ人々」より 著者:国木田独歩
がれるのでいよいよ山を下ることに決めて宮地を指して下りた。下りは登りよりかずっと勾配が緩やかで、山の尾や谷間の枯れ草の間を蛇のようにうねっている路をたどって急ぐ....
観画談」より 著者:幸田露伴
しい。平常は一の中を、とにかく後生大事にそれに縋って随って歩いた。 水は段※|勾配が急になって来た。坂道にかかったことは明らかになって来た。雨の中にも滝の音は....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
は引越した年の秋、無理に北側につぎ足した長五畳の板張で、一尺程段落になって居る。勾配がつかぬので、屋根は海鼠板のトタンにし、爪立てば頭が閊える天井を張った。先に....
道標」より 著者:宮本百合子
どこへかけてもらうにしても、自然なゆとりがないほど、部屋は狭かった。 屋根裏の勾配が出ている低い天井の下に、たった一つディヴァンがあるきりの、枕の上におもちゃ....
伸子」より 著者:宮本百合子
がず立ち昇っている。煙草畑、矮樹林《わいじゅりん》、そうかと思うと、また煙草畑。勾配が急になるにつれ、左右に青木ヶ原の爽快な地平線の眺めが、数十里の彼方まで拡が....
姥捨」より 著者:太宰治
、からだを苦しげにくねくねさせて、そのうちにころころ下にころがっていった。ゆるい勾配が、麓の街道までもかず枝のからだをころがして行くように思われ、嘉七も無理に自....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
正しくセーヌへ向けてゆるやかな勾配を作っている花壇の庭が晴々しく眺められた。庭の勾配が尽きて一筋の長閑な橋になり、橋を跨いでいる巨人の姿に見えるエッフェル塔は河....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なく、高いと思って来て見たところに、凸凹があって、最高地点を求めている間に、また勾配が均《なら》されてしまう、その間に一つの入江がある、入江ではない、相当の湾入....
後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
しまったのだよ。所が、僕が巻尺を転がして試した通りに、堂内は右手から左手にかけて勾配がついているのだから、雪駄と日和の痕がある辺までは、水が届かない。そして、あ....
トロッコ」より 著者:芥川竜之介
れながら、そろそろ線路を登って行った。 その内にかれこれ十|間程来ると、線路の勾配が急になり出した。トロッコも三人の力では、いくら押しても動かなくなった。どう....
魔都」より 著者:久生十蘭
ないほどの高さだが、足元は高低が一様でなく、粗雑な石畳になっていて、その上ゆるい勾配がついていて上りになったり下りになったりする。頭の上で遠雷のような鈍い地響が....
」より 著者:佐藤垢石
。 そもそも、私は上州の利根川の上流の激流の畔に育った。利根川は水量が豊かに、勾配が急に、川底に点在する石が大きく、名にし負う天下の急流である。峡谷と淵と河原....
秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
にまつわる萩や芒がおどろに乱れて、露の多いのに堪えられなかった。登るにしたがって勾配が漸く険しく、駒下駄ではとかくに滑ろうとするのを、剛情にふみ堪えて、先ずは頂....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
バサリと落ちて雪に撞き当ったまま、再び飛ぶ勢もなく其儘に斃れてしまうものらしい。勾配が稍や急になって雪の下から大きな岩の頭が黒く露出しているのが見られるようにな....