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南さ
「南さ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南さの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海異記」より 著者:泉鏡花
が、真暗な海にも隅があってその隅の方から響いて来ただよ。 西さ向けば、西の方、
南さ向けば南の方、何でもおらがの向いた方で聞えるだね。浪の畝ると同一に声が浮いた....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
」とばかり答えて上るなり、そのまま座敷の縁側に坐って、ぼんやり庭を見ていました。
南さがりになっている芝生に、色の褪めた文字摺があちこち立っています。 いつも団....
「竇氏」より 著者:田中貢太郎
凭れてうたたねをしていたのであった。朝になったところで、媒婆が来た。 「旦那様、
南さんに昨日逢ってまいりましたが、やっぱりわたしが申したとおり、
南さんは百姓のわ....
「霧の中」より 著者:豊島与志雄
ら、夜中に、正夫の父は姿を消してしまった。うち晴れた穏かな夜で、月が綺麗だった。
南さんは酒を飲んで、だいぶ酔っていた。それだけのこときり何にも分らず、小さなスー....
「南さんの恋人」より 著者:豊島与志雄
やにぼんやりしていた。殆んど何の装飾もない白いだだ広い室……。窓寄りのベットに、
南さんが、顔まで毛布をかぶり、長髪を枕の上に乱して、死人のように眠っていた。テー....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
局日ニ非ニシテ〉とあったのを、二時間も議論して〈非ニシテ〉と訂正し、それをまた阿
南さんが〈必ズシモ好転セズ〉となおし、ひどくごったかえしたということだった。日ニ....
「風の又三郎」より 著者:宮沢賢治
手をいっぱいのばして、忙しく振って、 「あ、西さん、あ、東さん、あ、西さん、あ、
南さん、あ、西さん。」なんて言っているようでした。 嘉助はあんまり見っともなか....
「種山ヶ原」より 著者:宮沢賢治
のばして、忙《いそが》しく振《ふ》って、 「あ、西さん、あ、東さん、あ西さん。あ
南さん。あ、西さん。」なんて云《い》っている様《よう》でした。 達二はあんまり....