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右脇
「右脇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
右脇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
、鴨緑江を圧して、義州に集中しつつあったのである。全軍を三つに分ち、左脇、中脇、
右脇と呼んだ。左脇は大将|楊元以下李如梅、査大受等。中脇は大将|李如柏以下。
右脇....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
は、怯えた心でこう思った。(あれが反対なら、脇構えなのだが) そう、刀を自分の
右脇に取り、切っ先を背後にし、斜め下にし、刀身を相手に見えないようにし、左足を一....
「恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
は敬二郎と松吉と平吾との三人が馬から下り立って、轡《くつわ》を左手に掴み、鉄砲を
右脇《みぎわき》に構えて戸口を睨《にら》んでいた。 「いまここへ、正勝の奴が駆け....
「香熊」より 著者:佐藤垢石
、その庭で藁仕事をしている老人に、熊の皮のわけを問うと、これはきのう富士ヶ崎峠の
右脇の谷に、穴住まいしていた大熊を三頭一時に撃ち取り、けさ皮を剥いて干したばかり....
「ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
おい」という嗄れた呼び声が馬場の物語の邪魔をした。ぎょっとして振りむくと、馬場の
右脇にコバルト色の学生服を着た背のきわめてひくい若い男がひっそり立っていた。 「....
「海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
して倒れてしまった。総之丞は驚いて駈け寄った。 「如何なされました」 権兵衛は
右脇を下にして倒れていた。 「一木殿、気を確に一木殿」総之丞は蹲んで権兵衛の肩へ....
「車」より 著者:寺田寅彦
しかし今度は朝のような工合に行かぬ。大体が西を向いて行くのであるから、椎茸は車の
右脇へ頭を出したり左へ出したり。どうかすると自分の脚の上へ来るのでキャッ/\と大....
「秦の出発」より 著者:豊島与志雄
て、思ったより狭い室に導かれた。その間、案内の男は彼の右手に寄り添い、幾度か彼の
右脇に触れたらしかった。彼は内心で苦笑して、左脇の懐をそっと押えた。そこに、小さ....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
その老人を斬るなっ」
と、叫んだ。そして、足早に、ずかずかと近寄ると、八郎太の
右脇下へ、自分の肩を入れて
「仙波っ、気を確かに」
と、叫んだ。八郎太は、眼を....
「夢十夜」より 著者:夏目漱石
ている束がにちゃにちゃする。唇《くちびる》が顫《ふる》えた。 短刀を鞘へ収めて
右脇へ引きつけておいて、それから全伽《ぜんが》を組んだ。――趙州《じょうしゅう》....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
この時。
わざと誘いに乗ったとみせた栄三郎、俄然! 太郎安国を躍らせて平七郎の
右脇へ!――と思うまもなく、たちまち銀閃《ぎんせん》ななめに走って、栄三郎、相手....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ヘス、因果経ニ云ハク、二月八日ニ夫人毘藍尼園ニ住ミ、無憂華ヲ見テ右手ヲ挙テ摘ミ、
右脇ヨリ出デタマヘリ」(漢文)とある。そしてこれを無憂樹と称するのは、釈迦が毘藍....
「P丘の殺人事件」より 著者:松本泰
伯父さんは無罪だ」と叫んだ。 エリスの言葉によればその男は彼女の右側におって、
右脇腹に弾丸《たま》を受けている。然るに彼が銃声に続いて死骸を認めた時、伯父はそ....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
過ぎて、ちょっと位の名前さえ思い出せないほどの多数のものが、それがまた今度は九の
右脇へ零を一〇もつけた光年半径、すなわち光の速さで通っても九〇〇億年もかかるほど....
「一九二九年一月――二月」より 著者:宮本百合子
このゴム管は本当に腸まで嚥み下さなければならぬ。眼尻に流れた涙を手の甲でふいて、
右脇を下に臥て、コップの中に胆汁の滴るのを待つ。 医者は去年大学を出た青年だ。....