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合うも
「合うも〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
合うもの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
「この頃みんなの持って来る鼠は大抵八つ裂きになっているぜ。寄ってたかって引っぱり
合うものだから。」 ガンルウムに集った将校たちはこんなことを話して笑ったりした....
「活人形」より 著者:泉鏡花
せん。と極めつけられて悄気かえり、「ああ呼吸を引取ましたかい。可愛や可愛や、袖振
合うも他生の縁とやら、お念仏申しましょ。と殊勝らしく眼を擦り赤めてやおら病院を退....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
ずくで駈附けるんだ。醜女が情人を探しはしめえし、もう出来たよで断られちゃ、間尺に
合うもんじゃねえ。ね、蔦ちゃんの前だけれど、」 「今度は私が背後を向こうか。」 ....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
、円タクさ。 ――呆れもしない、目ざす敵は、喫茶店、カフェーなんだから、めぐり
合うも捜すもない、すぐ目前に顕われました。ところがさ、商売柄、ぴかぴかきらきらで....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
あげようとおしだけれど、大きな男が幾人もかかって据えたものを、どうして小銀の手に
合うものかね。そちこちするうち日が暮れそうだから、泣き泣きその日は帰ってしまって....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
の厚ぼったく見えないのは、癖がなく、細く、なよなよとしているのである。緋も紅も似
合うものを、浅葱だの、白の手絡だの、いつも淡泊した円髷で、年紀は三十を一つ出た。....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
頂きます。貴客には限りませず、薬売の衆、行者、巡礼、この村里の人たちにも、お間に
合うものがござんして、そのお代をと云う方には、誰方にも、お談話を一条ずつ伺います....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
いう。異郷の果てに落魄の身の二人である。話合ううちに、しみじみとお互いに心のふれ
合うものがあった。 『行くところがなければ、私のところへいらっしゃい』男はそうい....
「火星兵団」より 著者:海野十三
たよ」
「わあい、火星人の宙づりだ」
上と下との十人組が、火星人を互にひっぱり
合うものだから、かわいそうに、火星人は、陸橋の下に宙ぶらりんになってしまって、ま....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
五万台にのぼる敵の地底戦車兵団をわれわれの足の下に迎え、あれよあれよと騒いで間に
合うものか。 「市民たちは、即刻地上に避難せよ。地上に出た方が、まだ被害程度が軽....
「白銅貨の効用」より 著者:海野十三
方々へ引っかかる。この角をなくするために鑢というものがあるが、おいそれと常に間に
合うものではない。これには十銭白銅貨の中央の穴を爪の角に当ててガリガリと削ってみ....
「食魔」より 著者:岡本かの子
「あいつ偉い奴じゃ」と互いに舌を巻いた。 起伏表裏がありながら、また最後に認め
合うものを持つ二人の交際は、縄のように絡み合い段々その結ぼれを深めた。正常な教養....
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
ようなもので、これと云って特別によく利《き》くこともいらないが、大概なことに間に
合うものだけは持っていなければならない。どうかその程度に教えて頂きたい。この頃は....
「影」より 著者:岡本綺堂
んだん陰気になっちゃあ、お附合いが出来ないじゃありませんか。ねえ、あんた。袖ふり
合うも他生の縁とかいうから、そんなにあたしを嫌わなくっても好いでしょう。今夜はこ....
「地虫」より 著者:小栗虫太郎
果よりほかにないのだった。最初抱いていた、あの熾烈な憎悪も、近頃ではどうやら惹き
合うものが現われてきて、早苗は、愛憎並存の異様な心理に悩むようになってきた。 ....