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吹き止
「吹き止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吹き止の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
るばかりに近くなって来た。しかし相手は鼻の先へ来ても、相不変《あいかわらず》笛を
吹き止めなかった。彼は路を譲りながら、天心に近い月を負って、相手の顔を透《す》か....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ます」 云うかと思うと、長三郎は坂の上へむかって足早に歩き出した。風はなかなか
吹き止まないで、寺内の大きい欅《けやき》の梢をひゅうひゅうと揺すって通ると、その....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
おれられたからであろうが、それとても、ひとしきりでたまった落ち葉が静まった、風が
吹き止んだからであろう、しかし再び落ち葉が動いて一身に体を躍り上がらせ、一めぐり....
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
きな鏡が現われて、南の方へ飛んで行《っ》た。 やがて空には雲が晴れ、地には嵐が
吹き止んで、 泥の野原に泥の山、濁った海のその他は、 何にも見えぬその涯《は....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
で往った。その火は翌日の辰の刻になって止んだが、その日の午の刻になって、昨日から
吹き止まない大風に吹き煽られて小石川伝通院前の鷹匠町から発火した。そしてその火は....
「すみだ川」より 著者:永井荷風
の名に愧《はじ》ると思った。 鼠がまた突如《だしぬけ》に天井裏を走る。風はまだ
吹き止まない。釣《つるし》ランプの火は絶えず動揺《ゆらめ》く。蘿月は色の白い眼の....
「精」より 著者:マクラウドフィオナ
こえた、そしてはるかに遠い鳥の歌かとおもわれる声が揚がり又さがり聞えた。 彼が
吹き止めた時、うつろの樫から声がした―― 「わたしのために死の歌を吹いてくれ、ニ....