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「噛ま〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

噛まの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
杜子春」より 著者:芥川竜之介
体でしたが、やがてどちらが先ともなく、一時に杜子春に飛びかかりました。が虎の牙に噛まれるか、蛇の舌に呑まれるか、杜子春の命は瞬く内に、なくなってしまうと思った時....
」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
も来ないので、自分が犬の方へ寄って来た。しかし迂濶に側までは来ない。人間の方でも噛まれてはならぬという虞があるから。 「クサチュカ、どうもするのじゃないよ。お前....
活人形」より 著者:泉鏡花
くるを、「待て、待て。「え。「宿屋の亭主とかはどうしたのだ。「手足を縛って猿轡を噛まして、雑具部屋へ入れときました。「よし、よし。仕事が済んだら検べて見て大抵な....
婦系図」より 著者:泉鏡花
者に冷かされるような事を、なぜするよ。 (世間に在るやつでごわります。飼犬に手を噛まれると申して。以来あの御門生には、令嬢お気を着けなさらんと相成りませんで。)....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
これあるがために力があり威がある。今も既にこれに因って、めしつかう女の、入道鮫に噛まれたのを助けたのです。 美女 (やや面を上ぐ)お召使が鮫の口に、やっぱり、そ....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
向かしった枕をこぼれて、さまで瘠せも見えぬ白い頬へかかる髪の先を、しっかり白歯で噛ましったが、お馴染じゃ、私が藪の下で待つけて、御新造様しっかりなさりまし、と釣....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
て下さいな、貴方をばけものだと思った私は、浅間しい獣です、畜生です、犬です、犬に噛まれたとお思いになって。」 「馬鹿なことを……飛んでもない、犬に咬まれるくらい....
薬草取」より 著者:泉鏡花
も見えぬ。 余の事にしくしく泣き出すと、こりゃ餒うて口も利けぬな、商売品で銭を噛ませるようじゃけれど、一つ振舞うて遣ろかいと、汚い土間に縁台を並べた、狭ッくる....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
を、いきなり蹴破ると、地下室の広い廊下が、現れた。 薄暗い廊下灯の蔭に、猿轡を噛まされ手足を縛されて転っている一人の男があった。その外に、人影は、見えなかった....
赤外線男」より 著者:海野十三
それが先刻、皆さんから降ろしていただいたあの背の高い変圧器の上です。口には猿轡を噛ませられ、手は後に縛られ、立ち上ることも出来ない有様です。下を見ると、これはど....
ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
、あのピストルが屋根裏でズドンと鳴った頃には、一平の奴上野署の豚箱のなかで、虱に噛まれていたらしいよ」 「……」帆村は黙りこくっていた。 「それで多田君」と警部....
蛇性の執念」より 著者:大倉燁子
のある黒蛇の籠を出してお見せになり、これを放すと直ぐ人の首筋に噛みつくの、これに噛まれると見る間に顔が変り、二た目と見られない癩病患者のようになるのと、そろそろ....
獄中記」より 著者:大杉栄
や、いつも僕は南京虫のことを思って戦慄する。一夜のうちに少なくとも二、三十カ所は噛まれるのだもの、痛くてかゆくて、寸時も眠れるものじゃない。僕が二、三日して巣鴨....
獄中消息」より 著者:大杉栄
と思うくらいだ。しかし警視庁はいやなところだった。南京虫が多くてね。僕も左の耳を噛まれて、握拳大の瘤を出かした。三、四日の間はかゆくてかゆくて、小刀でもあったら....
雛妓」より 著者:岡本かの子
作は言った。 「あんなに話を深入りさしてもいいのかい」 わたくしは、多少後悔に噛まれながら「すみません」と言った。しかし、こう弁解はした。 「あたし、何だか、....