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地が出
「地が出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地が出の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
れたからだ。
葉子はそろそろと海洋通りをグランド・ホテルのほうに歩いてみた。倉
地が出て来れば、倉地のほうでも自分を見つけるだろうし、自分のほうでも後ろに目はな....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
包囲するであろう。この世界的大火災の跡から、新しく、より善く、麗しい緑で覆われた
地が出現するであろう。ただミーメの泉の傍のホッドミンネの神苑(Hoddminne....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
う事は説明出来まい。同時にお由の屍体遺棄が明らかになるので、土岐技手にも嫌疑の余
地が出て来る。其の夜の勤務は土岐一人で他に証人が無いのだから、国太郎の言う通りお....
「惜別」より 著者:太宰治
くて、よろしい、そんならばもう乃公は以後、礼のレの字もいうまい、という愚直の片意
地が出て来て、やけくそに、逆に礼の悪口をいい出したり、まっぱだかで大酒などという....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
量標の直下には、誰かが前に土を均らした痕のある、野宮地には誂え向きな、三間位な平
地が出来ている、黄花石楠花、小岩鏡、チングルマ、岩梅などが、疎らに生えている、位....
「都会地図の膨脹」より 著者:佐左木俊郎
ったのであります。以前は綺麗な水が流れていたから水色になっていますが、川上に住宅
地が出来てから、住宅の人達が、塵埃だの洗濯水だの、いろいろな穢いものを川へ流すの....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
りさせていた。かえってそれが新吉の心にある為めに、フランスの二人の女の浸み込む下
地が出来ていたとも言えよう。 七月一日の午後四時新吉は隣の巴里一流服装家ベッシ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
あの最初の精神の暴風雨が次第に収まるにつれて、私の傷けられた頭脳にも少しづつ人心
地が出てまいりました。うとうとしながらも私は考えました。―― 『私は今斯うして、....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
取るごとく聞えよう。 実は、この温泉の村に、新に町制が敷かれたのと、山手に遊園
地が出来たのと、名所に石の橋が竣成したのと、橋の欄干に、花電燈が点いたのと、従っ....
「郊外」より 著者:国木田独歩
そう思うと振り向いて見たくッてたまらない。しかし一たん見まいと決心したからには意
地が出て振り向くのが愧かしく、また振り向くと向かないのとで僕の美術家たり得るや否....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
、これは自分のものだというものが何もなくなる。何もなくなったときに無一物という境
地が出てきたのであります。それがつまり禅宗のほうで申しますと奪ってゆく。浄土真宗....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
たいの山上に平地があるらしい。正しい地図を見ると、そうらしいのです。その山上の平
地が出羽ノ平かも知れません。 鍾乳洞はいつの時代か人々が斧で穴をひろげた跡が歴....
「美術学校時代」より 著者:高村光太郎
とになってしまった。幾度かこういうふうに学校の空気が変って最後にもっと合理的な境
地が出来、それで平凡なものに治まった。 当時はあらゆる方面から見てまだまだ非常....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
あるから、是非あなた方におねがい申すというのである。 こうなると、また一種の意
地が出て、矢でも鉄砲でもなんでも持って来いという料簡になって、またもや直ぐに書い....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
国(コータン)であるとかいうような文化国ができ、楼闌、敦煌というような文化の集散
地が出来ました。戈壁沙漠を渡り切って瓜州、蘭州を通って、真っ直ぐに東の方に向って....