»
夜の寝
「夜の寝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜の寝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
金をつくる方法を思案した。が、いつかうとうとと居眠りをした。わいはいま寝てる。昨
夜の寝不足がたたって、えらい疲れて歯軋りして寝てる、そんなことを夢うつつに意識し....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
白状した。 その白状がまた奇怪なものであった。おそよとおつぎは奥の八畳の間に毎
夜の寝床をならべるのを例としていたが、八月はじめのある夜のことである。おつぎが夜....
「家」より 著者:島崎藤村
しての魂胆を――彼女が考え得るかぎり――事細かに嫁の豊世に伝えようと思った。夏の
夜の寝物語に、お種は姑として言えないようなことまで豊世に語り聞かせた。こんな風に....
「縮図」より 著者:徳田秋声
。何でもいいわ。小豆なんかないかしら。」 「さあどうだか。」 見ると均平は、昨
夜の寝不足で、風に吹かれながら気持よげに眠っていた。起こすのも悪いと思って、そっ....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
、この家安泰無事長久の有様ではあったが、若大将ひとり怏々として楽しまず、女房の毎
夜の寝物語は味噌漬がどうしたの塩鮭の骨がどうしたのと呆れるほど興覚めな事だけで、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のゆるやかなことを感ぜずにはおられません。
四十七
その
夜の寝物語に――といっても、襖一重の明け開いた隔ての間で、竜之助とお雪とが、こん....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
れ、女対男、男対女……としかうつらない。
妙《たえ》なる香《こう》のたゆとう深
夜の寝室。
ねまき姿もしどけなく、恐怖と昏迷に白い顔をひきつらせて、キッと立っ....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
え」 間もなく現われたお清という女中は、年も若いし、ぼんやり者らしく、それに昨
夜の寝不足からだろう、眼など真赤に充血させていたが、御用聞に何かを訊かれるという....
「荘子」より 著者:岡本かの子
の誂え通りに出来上って居る、というような不思議な気持ちで妻の顔をじっと見て居た。
夜の寝箱にとじ込められる数羽の家鴨のしきりに羽ばたく音がしんとした後庭から聞えて....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
いやらしい絵具のような不自然さがあった。生理的ではなかった。ところが、途中で、昨
夜の寝不足が自然に出て来た。そして、本格的な欠伸へ生理的に移りかけた時、信吉は満....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
《わび》しい思慕を、恋のイメージに融《と》かしたものに相違ない。蕪村はいつも、寒
夜の寝床の中に亡き母のことを考え、遠い昔のなつかしい幼時をしのんで、ひとり悲しく....
「『鉢の子』から『其中庵』まで」より 著者:種田山頭火
暮だった。街は師走の賑やかさであったが、私の寝床はどこにも見出せなかった。 霜
夜の寝床が見つからない これは事実そのままを叙したのであるけれど、気持を述べ....
「寝床〔扉の言葉〕」より 著者:種田山頭火
ちのような平々凡々の徒の堪え得るところでない。 家を持たない秋が深うなつた 霜
夜の寝床が見つからない そうろうとして歩きつづけていた私は、私相応の諦観は持....
「狐」より 著者:岡本かの子
添われぬ夫婦の道よ。迷ぞ深き身の上の。思いの種とやなりやせん。いとど心はうば玉の
夜の寝伏しの手枕や手枕や ――やんややんや、この頃市村座でやっている「振袖|信田....
「世間師」より 著者:小栗風葉
をして、冷たい壁に悄り靠れている者もある。私もそういう人々と並んで、さしあたり今
夜の寝る所を考えた。場内の熱狂した群衆は、私の姿など目にも留めない。 そのうち....