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安の
「安の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
安のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
ら帰った時、万一三浦はもう物故《ぶっこ》していたのではないかと思って、我知らず不
安の眼を相手の顔に注《そそ》がずにはいられなかった。すると子爵は早くもその不安を....
「葱」より 著者:芥川竜之介
うかするとこのランスロットのすこぶる怪しげな正体を感ずる事がないでもない。暗い不
安の雲の影は、こう云う時にお君さんの幻の中を通りすぎる。が、遺憾ながらその雲の影....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ではない。我我は時には怯懦《きょうだ》の為に、時には又美的要求の為にこの残酷な慰
安の相手に一人の女人を使い兼ねぬのである。
結婚
結婚は性慾を調節す....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
ルの出現は、屡々《しばしば》当事者の死を予告するからでございます。しかし、その不
安の中《なか》にも、一月ばかりの日数《にっすう》は、何事もなく過ぎてしまいました....
「小さき者へ」より 著者:有島武郎
雪に来てそっと戯《たわむ》れるまでになった。然し産室の中の人々にはますます重い不
安の雲が蔽《おお》い被《かぶ》さった。医師は医師で、産婆は産婆で、私は私で、銘々....
「二つの道」より 著者:有島武郎
以外の解決に走る。なんでもいいから気の落ち付く方法を作りたい。人と人とが互いに不
安の眼を張って顔を合わせたくない。長閑《のどか》な日和《ひより》だと祝し合いたい....
「親子」より 著者:有島武郎
に受けながら声高に笑った。その言葉を聞くと父は意外そうに相手の顔を見た。そして不
安の色が、ちらりとその眼を通り過ぎた。 農場内を一とおり見てまわるだけで十分半....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
うしよう。私はそれを社会生活の為めに犠牲とすべきであるか。社会の最大の要求なる平
安の為めに、進歩と創造の衝動を抑制すべきであるか。私の不満は謂れのない不満であら....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
末法に遣わされた釈尊の使者本化上行だという自覚を公表せられ、日本の大国難である弘
安の役の終った翌年に亡くなられました。 そして日蓮聖人は将来に対する重大な予言....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
―雨と水の世話をしに出ていた時、……」 装は違った、が、幻の目にも、面影は、浦
安の宮、石の手水鉢の稚児に、寸分のかわりはない。 「姫様、貴女は。」 と坊主が....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
あろう、生々と、滑かな、紅白の巻いた絹。 「ああ、誓願のその一、求児――子育、子
安の観世音として、ここに婦人の参詣がある。」 世に、参り合わせた時の順に、白は....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
い恐怖に息が止まりそうになった瞬間に、こんな質問を発する筈はなかったであろう。不
安の念と待ち遠しさを感じながら、一同はラザルスの言葉を待っていたが、彼は依然とし....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
安にした。死は姉の夫に迫っていたように僕にも迫っているらしかった。けれども僕は不
安の中にも何か可笑しさを感じていた。のみならずいつか微笑していた。この可笑しさは....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
、」 と面を上げて、金之助は今もその音や聞ゆる、と背後を憂慮うもののごとく、不
安の色を湛えつつ、 「引続きこの快晴、朝の霜が颯と消えても、滴って地を汚さずとい....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
力相伯仲していたが、僅かに数年のうちに彼我戦力の差に隔りを見た事がその後の東亜不
安の根本原因である。 速やかに我らは強力なる統制の下に世界無比の急速度をもって....