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寄り縋
「寄り縋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寄り縋の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道成寺(一幕劇)」より 著者:郡虎彦
り遁れることも出来ない呪いにまかれてしまったというのか。 依志子 (宥むるごとく
寄り縋り)気を鎮めて下さいまし妙念様。(手を取りて)こんな酷しい血を流して、まあ....
「女心の強ければ」より 著者:豊島与志雄
とを、ほめて下さいますかしら。 もうこうなったからには、なおさら、私はあなたに
寄り縋ります。覚悟していて下さい。宜しいでしょうね。と言っても、あなたのお側に、....
「影」より 著者:豊島与志雄
影が大きく背延をして天井まで届きました。 「おばーけ!」 繁は喫驚して母の膝に
寄り縋りました。 「ちっとも恐かないわ。」と千代子は云いました。 私は立上って....
「悲しい誤解」より 著者:豊島与志雄
さが突発して、私は身内が震えた。肥った彼女ににじり寄って、その膝に顔を伏せ、更に
寄り縋って、その胸に顔を埋めた。静かに坐ってる彼女の肉体が、ぴくりぴくりと動き、....
「孤独者の愛」より 著者:豊島与志雄
く頭を振った。 「ばか。」 頬をぱっと紅らめ、それを押し隠すかのように私の胸へ
寄り縋ってきた。 私にはもう到底、理解が出来ない。私の思いも及ばないようなもの....
「春盲」より 著者:豊島与志雄
てある炬燵……。その炬燵に彼女がいつもかじりついているように、山田は彼女の体温に
寄り縋ってばかりいたのだ。 酒はたいてい、彼女の手許に用意がしてあった。仕度が....