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封じ込
「封じ込〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
封じ込の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
うになった。古藤はしかし頑固《がんこ》にもその中に一言《ひとこと》も自分の消息を
封じ込んでよこすような事はしなかった。古藤を近づかせる事は一面木村と葉子との関係....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
味では、形成した)のである。 エロヒームは水を分けた。その上なるものは天の中に
封じ込められ、しかしてその下なるものの中に地が置かれた。地は平坦、あるいは半球形....
「鉄の処女」より 著者:大倉燁子
罪は宥せません。私を欺いて、東京へ呼び寄せ、いきなり精神病院へたたき込んで、永久
封じ込めようなんて――』 『私はほんとに何も存じませんでしたの。お宥し下さいと申....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
の一つの現れであり、その自覚に立ち得る素質が私たちの精神肉体の中に、生れながらに
封じ込められてある。そしてその種子は折に触れ、時に乗じて天地からも哺み育てられ、....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
叔母も起きてはならないと戒《いまし》めた。それから五日ばかりの間、彼は病いの床に
封じ込められて、藻の身の上にも、世間の上にも、どんな事件が起こっているか、なんに....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
はあたかも七頭であった。持って帰ると、一行は大いに喜んで、その豕をかの瓶のなかに
封じ込めて、木の蓋をして、上に大きい梵字を書いた。それが何のまじないであるかは、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
められた。澹山は一々それを薄い雁皮紙に細かく書きとめて、着物の襟や帯の芯のなかに
封じ込んだ。 秘密の絵像を描いているあいだは、父からも厳しく云い渡されていたの....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
老人は少しく顔をしかめた。 「おさんとお種が銀八に引き摺られて、例の化け物屋敷へ
封じ込められたのは、御承知の通りです。もちろん手足をくくって押入れに投げ込んで置....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
尺、四尺、五尺、六尺と漸次に振積んで、町や村にあるほどの人々を、暗い家の中に一切
封じ込めて了う雪の威力を想像すると、何と無く一種の恐怖を懐かぬ訳には行かぬ。四人....
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
が奥に四畳半の納戸《なんど》がある。お時も綾衣に因果をふくめて、そのひと間の内に
封じ込めてしまった。昼は一歩も外へ出ないで、幽霊のように夜を待って綾衣はそっと炉....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
懲らしめる為め何千年とか何万年とかいう間、何にも食わせずに壁の中や巌の中へ魔法で
封じ込めて置く――) これがKの、西蔵のお伽噺――恐らくはKの創作であろう――....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
り、反射的行動への観照の君臨である。この世において自己保存の本能にしたがうことを
封じ込めなければならなかった心の命令である。 こうした心が古い伝統にしばられた....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
そこでインドのダージリンのチャンドラ・ダース師へ出す手紙の中へ日本へ送る手紙を
封じ込んで確かに封をして、その男に若干の金を与えて出して貰うことにしました。今度....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
った。 祥子は、かわいそうな話と恐い話が好きで、アラビアン・ナイトの悪魔を壺へ
封じ込める話など、幾度もくり返して聴きたがった。 小太郎も、祥子の部屋に遊びに....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
い多量に焼くうちには何の温みも飛び去ってしまうであろう。 「おい。二十四匹の黒鶫
封じ込まれてパイの中。というマザア・グウスの童謡があるが、この玉子焼きなら三、四....