» 小手招

「小手招〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小手招の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星女郎」より 著者:泉鏡花
傍へ、自分を開いて教えました。障子は両方へ開けてあった。ここの沓脱を踏みながら、小手招をしたのでしょう。 (上りましても差支えはございませんか。) とその期に....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ると登って行って、大屋根の上に突っ立った。そうして、誰か一緒に来てくれと、上から小手招《こてまね》ぎをすると、小作りの中間一人があとからつづいて登って来たので、....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
しかった。 「おい、ねえさん。ちょいと用がある。こっちへ来てくんねえ」 半七は小手招ぎをして娘を呼び出した。お杉は少しく躊躇しているらしかったが、とうとう思い....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
「もし、面白いことがありそうですよ」 「むむ、どんなことだ」 兼松は振り返って小手招ぎをすると、店から職人の源蔵が出て来た。吉五郎に引き合わされて、彼は丁寧に....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
、礫は飛んで市郎の袂に触れた。振返ると門前にはお葉が立っている、加之も笑を含んで小手招ぎをしている。市郎も其の図迂図迂しいのに少しく惘れた。 前にも云う如く、....
剣侠」より 著者:国枝史郎
い」と陣十郎は小声で呼んだ。 「おい爺つぁん、ちょっと来てくんな」 生垣越しに小手招きした。 裏の座敷にはお妻がいるはずだ。 「へい」とも返辞が出来なかった....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
うに、子爵夫人は会釈して場をはずしぬ。室を出でける時、あとよりつきて出でし少女を小手招きして、何事をかささやきつ。小戻りして、窓のカーテンの陰に内の話を立ち聞く....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
時、かの武士は前後を見廻して、 「ここへ出ろ」 編笠も取らず、用事をも言わず、小手招《こてまね》きするので、巡礼の老爺は怖る怖る、 「はい、何ぞ御用でござりま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
との間に、うずくまっているのを認めたものですから、茂太郎は、 「来い、来い」 と小手招きすると、その獣は、ニャオと鳴いてあちらへ行ってしまいます。 「なんだ、猫....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
は蒼《あお》くなる。 白雲は、怖いものじゃないよ、という表情をして見せて、再び小手招きをする。 娘は、また足摺りをする。やはり、後ろへ向って、こっそり足摺り....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
た。 「坊ちゃん、こっちへいらっしゃいな」 しなやかな手を挙げて、沈勇な少年を小手招ぎをするのです。 少年は、そのしなやかな誘いに応じて行きたくもあるし、母....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
さんではありません。直ちに平常心を取戻して、案内役の小坊主を、ちょっと杉戸の蔭に小手招きして、耳うちをしました、 「兄さん、御苦労さま、あのね、わたしのお連れの....