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岩の
「岩の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
すき》もないように、外から洞穴の入口をぴったりふさいでしまいました。おまけにその
岩の向うでは、
「ざまを見ろ、髪長彦め。こうして置けば、貴様たちは、一月とたたな....
「河童」より 著者:芥川竜之介
童《かっぱ》というものを見たのは実にこの時がはじめてだったのです。僕の後ろにある
岩の上には画《え》にあるとおりの河童が一匹、片手は白樺《しらかば》の幹を抱《かか....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
た。その男は神ではありません。ただの人間に過ぎないのです。私はその船乗と、月夜の
岩の上に坐りながら、いろいろの話を聞いて来ました。目一つの神につかまった話だの、....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
抱くと、片膝砂へついたまま、渾身《こんしん》の力を揮《ふる》い起して、ともかくも
岩の根を埋《うず》めた砂の中からは抱え上げた。
この人間以上の膂力《りょりょく....
「杜子春」より 著者:芥川竜之介
た青竹は、間もなく峨眉山へ舞い下りました。 そこは深い谷に臨んだ、幅の広い一枚
岩の上でしたが、よくよく高い所だと見えて、中空に垂れた北斗の星が、茶碗程の大きさ....
「日光小品」より 著者:芥川竜之介
の上にもそびえて、青空の画室のスカイライトのように狭く限られているのが、ちょうど
岩の間から深い淵《ふち》をのぞいたような気を起させる。
対岸の山は半ばは同じ紅....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
、忽ち目を醒まして立ち上った。 「Le diable est mort」 凝灰
岩の窓の外はいつか冷えびえと明けかかっていた。僕は丁度戸の前に佇み、誰もいない部....
「貉」より 著者:芥川竜之介
い。
そんな事が、何度か続いたある夜の事である。男は、屏風《びょうぶ》のような
岩のかげに蹲《うずくま》りながら、待っている間のさびしさをまぎらせるつもりで、高....
「誘惑」より 著者:芥川竜之介
って行く。
11
この洞穴の内部。「さん・せばすちあん」がたった一人
岩の壁の上に懸けた十字架の前に祈っている。「さん・せばすちあん」は黒い法服を着た....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
、そこへでて来ました。そこで、人魚のひいさまは、ずっとうしろの水の上に、いくつか
岩の突き出ている所までおよいでいって、その陰にかくれました。たれにも顔のみえない....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
だけのひろさはある。海が荒れているときには、波がかぶさってくるが、それでも、その
岩のあるのがどのくらいありがたいかしれない。そこでぼくたち、夜だけ、人間のかたち....
「可愛い山」より 著者:石川欣一
る時、私のすぐ前にいた役人が、足をすべらしてスポンと水に落ちた。流れが急なので、
岩の下は深い。ガブッ! と水を飲んだであろう。クルクルと廻って流れて行く。私は夢....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
い、婆のあらもの屋の前が通りたくなさに、ちょうど満潮を漕げたから、海松布の流れる
岩の上を、船で帰って来たせいであろう。艪を漕いだのは銑さんであった、夢を漕いだの....
「海の使者」より 著者:泉鏡花
桜山の背後に、薄黒い雲は流れたが、玄武寺の峰は浅葱色に晴れ渡って、石を伐り出した
岩の膚が、中空に蒼白く、底に光を帯びて、月を宿していそうに見えた。 その麓まで....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
帆の鴎が舞い、沖を黒煙の竜が奔る。 これだけでも眩くばかりなるに、蹈む足許は、
岩のその剣の刃を渡るよう。取縋る松の枝の、海を分けて、種々の波の調べの懸るのも、....