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後の彼
「後の彼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後の彼の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「活動写真」より 著者:淡島寒月
また帰すすべもなかった。物質的に生き返って来た娘の精神もまた、物質的となって再生
後の彼女は前と打って変った性格の女となって世にあらゆる害毒を流すのであった。その....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
を発見して巧く手なずけたのです。勝見は既に彼自身が病気に罹っているところから、今
後の彼の生活を保障して貰うのを交換条件として、笛吹川の意志に従ったのです。笛吹川....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
ない。しかし師冬は塩冶の人物をかなりによく承知していた。竹の下の変心は格別、その
後の彼は足利方に対してふた心を懐いているらしい形跡はちっとも認められなかった。そ....
「源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
領をあまりに発揮していなかった。 源之助が活動したのは明治時代の舞台で、大正以
後の彼は殆ど惰力で生存していたかの感があった。したがって、今日彼を讚美している人....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
な損じる時には家がほろびる――こんなことを彼は何とも考えてなかった。 それから
後の彼の気性はいよいよ暴くなった。恋と宝とを同時に失った彼は、もう喧嘩商売で生き....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
従を敢したのは、自分にも判断の付かぬ一種不可思議の心理作用に因った為で、醒めたる
後の彼女は依然として強い女であった。 況てお杉はここに居ない。わが目前の敵は重....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
推すようにもなった。かれ自身に果たしてその大望があったかどうだか知らないが、その
後の彼の舞台ぶりは一段の緊張を示して、役々ごとに好評を続けていた。しかも彼の運命....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
をひらつかせて娘子供の人気を博し、かなりに気障な芸人であったらしい。しかも明治以
後の彼は芝居話を廃して人情話を専門とし、一般聴衆ばかりでなく、知識階級のあいだに....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
のために変貌を来たしてしまい、あまつさえ、その六日にわたる暗黒生活によって、その
後の彼には、性格の上にも不思議な転換が現われてきた。そうして滝人は、これが十四郎....
「雨」より 著者:織田作之助
人と同じ気持を抱かされたのだが、しかし豹一は比較的単純な男であるから、我々はその
後の彼の様々な行動に明確な因果の線をひこうとしても先ず困るようなことはない。かり....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
辺小説作家は一時は「離れて強く人間に即く」ような作品を作ったかも知れないが、その
後の彼等の作品がますます人間から離れて行ったのは、もはや否定しがたい事実ではある....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
を絶望的な行動に投げ出したにちがいないからだった。アントニイ・ベエコンに死なれて
後の彼は、ただ母と、妹のペヌロオプ・リッチとサア・クリストファ・ブラウントの呶声....
「非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
は例のごとくいとも快活に胸臆《きょうおく》を開いて語った。僕の問うがまにまに上京
後の彼の生活をば、恥もせず、誇りもせず、平易に、率直に、詳しく話して聞かした。 ....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
に残った。 そればかりではない。私の悩みは私が自己に敗れんとする恐怖である。最
後の彼女の手紙を見た私の心に燃え立ったものは獣のごとき憎悪と讎敵のごとき怨恨とで....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
倉も知らぬ存ぜぬと突っ張りながらも、署長の訊問には可成感銘したのであろう。それは
後の彼の自白に徴しても知られる。 然し更にその後呪いの鬼になった彼が、此署長の....