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「後ら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後らの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
、どんな母音でも自由に語中語尾に来ることが出来るようになったのは第三期江戸時代以後らしい。かように見来たれば、右のような母音の連音上の性質は、かなり根強かったも....
母子叙情」より 著者:岡本かの子
見せて来た。根のいいロシア人の即席似顔画描きが、隣のキャフェ・ル・ドームを流した後らしく、入って来て、客の気分を見計いながら、鉛筆の先と愛想笑いで頼み手を誘惑し....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
上るか」 支倉が自白を否認したり、狂気を装うたりし出したのはこの事があってから後らしく、それで見ると、家を差押えられた事が自白否認の大きな原因ではないかと思わ....
黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
事は、既に野村のよく知っている事だった。 二川の子供が生れた。僕の方は一月ほど後らしい。 子供が生れたという報を受取って、京都へ飛んで行き、やがて帰って来た....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
したバットの口と吸殻が小皿から乱雑に畳の上に、こぼれていた。何か別な討議がされた後らしい。立ってきた河田は、森本の入った後を自分で閉めた。彼は大きな臼のような頭....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
ですもの。」 庸三はある時は子息をつれて、しばしば重い荷物を持ち込んで来た、越後らしいごつい体格のあの商人を思い出したが、同時にあの貴公子風の情熱詩人と葉子と....
或る女の手記」より 著者:豊島与志雄
私の若い生命は、どんなにか毒されたことであろう。 七月の或る朝、私は少し時間を後らして、急ぎ足でお寺の前を通りかかった。するとやはり彼が、箒を持ったまま、御門....
理想の女」より 著者:豊島与志雄
常に苦にした。出かける時には、つまらない用事に愚図々々こだわって、なるべく時間を後らそうとした。帰ってくると、眉をしかめながら碌々口も利かないで、数時間じっとし....
反抗」より 著者:豊島与志雄
いた。 四十五 水曜の晩、周平は八時半頃蓬莱亭へ行った。もっと時間を後らして、皆が酔ってしまった頃行きたかったが、待ってるのが堪えられなくなった。 ....
或る素描」より 著者:豊島与志雄
の担任教師は、一定の期日までに採点して報告しなければならなかった。期日を一日でも後らせば、成績発表に支障を来すのだった。 長谷部は試験の答案を見るのがひどく嫌....
話の屑籠」より 著者:豊島与志雄
ねて懇意なお客と、も一人顔馴染のない男とが、しんみりと飲んでいた。何か密談でもの後らしい。 「少し賑かにやってくれ。」 云われるまでもなく、酒も好き、騒ぎも好....
程よい人」より 著者:豊島与志雄
で、同僚も多く、後には私の手に集まった金も十万円に達した。然し、私は返済の期日を後らしたことは決してない。期間を厳守することが、信用を得る基礎なのだ。各個人から....
西荻随筆」より 著者:坂口安吾
ったそうで、やっぱり偉いのである。 去年の六月から現れた。つまり、太宰事件の直後らしい。情痴作家という噂もなかった太宰でもあれくらいだから、悪名高いアンゴは大....
食堂」より 著者:島崎藤村
ずらしく思った。庖丁をとぐ音、煮物揚物の用意をする音はお三輪の周囲に起って、震災後らしい復興の気分がその料理場に漲り溢れた。 こうなると、何と言っても広瀬さん....
鉄鉢と魚籃と」より 著者:種田山頭火
九月三日。 曇、さすがに厄日前後らしい天候。 朝は梅茶三杯ですます。身心を浄化するには何よりもこれがよろしい....