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「心は二〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心は二の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
ら、ばたばたという内に、お鉄が障子を閉めました。後の十畳敷は寂然と致し、二筋の燈心は二人の姿と、床の間の花と神農様の像を、朦朧と照しまする。 九 ....
箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
うな罪もないと信じていた。褒めようが笑おうが、それは世間の人の心まかせで、二人の心は二人だけが知っていればいいと思っていたらしい。 お時もやがて帰って来た。か....
土曜夫人」より 著者:織田作之助
から、二三歩行きかけて、急に立ち停った。 「あの女をいまここで殴れば、おれの自尊心は二重に傷つくのだ」 章三は傷ついたままズキズキと膿み出している自尊心のはけ....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
しっかりと吊革に通して、眠っている二人の姿を黙想する。そのうちにいつの間にか彼の心は二人のことから離れて、彼等は再び銀行と墓穴との中へ滑り込んでしまう。 「どれ....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
へい、お嬢様は何処のお湯に入っしゃいます」 杢「なアに心にさ」 久「ハヽア成程、心は二寸ばかり下ですな、お嬢様本当でございますか」 と云われ、流石は処女気に真....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
らった寛斎の温情を忘れずにいる。旧師も老いたとは考えても、その態度を責めるような心は二人とも持たなかった。飯田の在への隠退が旧師の晩年のためとあるなら、その人の....
道草」より 著者:夏目漱石
なっても父母が付いているじゃないか。もし悪ければ何とかいって来るだろう」 彼の心は二人一所にいる時よりも遥《はるか》に平静であった。 細君の関係者に会わない....
或る少女の死まで」より 著者:室生犀星
ら。」 Oにはこの心持が見えていたらしく、冷やかに笑った。私はそれを感じると、心は二重の意味で限りない怒りに叫んでいるように苛苛しくなった。 「かねがあるか。....
足の裏」より 著者:蘭郁二郎
め易いのです。考えて見れば何もセッパ詰った訳でもなし……こうなると彼のぐずぐずの心は二度と振い立たないのでした。(こんなトリックを思いついたばかりに、却って身を....