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心気を
「心気を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心気をの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
死体蝋燭を立てるのです。そして、それに火を点じますと、邪心のある者は身体が竦んで
心気を失ってしまうとか申すそうでございます。で、その会が始まったのは、昨夜の正九....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
燈火も無い真の闇で、扉も閂も見えはしません。その中で私は暫くの間、深い呼吸をして
心気を沈め、やおら手探りに閂を外し、その瞬間に身を躍らせて、真直ぐに室の中へ突き....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
、疲れは疲れの上に堆積するばかりである。 時にコーヒーと餅菓子とケーキをもって
心気を爽やかにすることは胃散の用意なくては出来難い。しかる後、心に積る悩みは固ま....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
わざじゃ。知ってのとおり、なにごとによらず、人に術を施すということは、術者自身が
心気を一つにしなけんきゃならぬのでな。それを破る手段も、けっきょくはその術者自身....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
はくふうのつかない事件なぞがあるときに、まず端然と威儀を改め、それからおもむろに
心気を静めて盤に面し、しかるのちに、あのかぐわしきかやの木の清浄なかおりをたしな....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いつくと、重そうに床の間から愛用のそれなる一式を持ち出して、端然と正座しながら、
心気をその一石にこめるごとく、音もほがらかにピシリと石を打ちました。 と――、....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
的替えい」 英膳、鞠躬如としてつけ替えたのは一寸角の金的です。 ぐッと丹田に
心気をこめて、狙い定まったか、射て放たれた矢は同しくプツリ、返す弓弦に二ノ矢をつ....
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
い奉ったも忠節の第一、国を思うがゆえに交易するも忠節の第一であろうぞ。――大無!
心気を澄ましたい。笙を持てっ」 ――冬の深夜の星に対って、端然とし乍ら正座する....
「教育家の教育」より 著者:新渡戸稲造
単に押込になっているようです。教育の教に重を置き育の方を怠る風が行われる。育とは
心気を引延ばす意である。殊に少しく一風変った児童であれば、色々脳髄に浮ぶ疑もあろ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
いません」
「いや、結構だ。遠く俗塵《ぞくじん》を離れて天然の妙致《みょうち》に
心気を洗う。その心がけがたのもしいぞ」
「恐れ入ります」
「なあに、恐れ入らんで....