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憑か
「憑か〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
憑かの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
た。 彼らはスリーピー・ホローへ曲る道についた。ところが、ガンパウダーは悪魔に
憑かれたもののように、その道についてゆかずに、反対のほうへ曲り、丘をくだって左へ....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
ななくのみ。 「貴女も、昨日、その地蔵をあつらえにおいでの途中から、怪しいものに
憑かれたとおっしゃった。…… すべて、それが魔法なので、貴女を魅して、夢現の境....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
る紫雲英である。…… 少年の瞼は颯と血を潮した。 袖さえ軽い羽かと思う、蝶に
憑かれたようになって、垣の破目をするりと抜けると、出た処の狭い路は、飛々の草鞋の....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
さっしゃる事は何にもねえだがね、そこに久しく立っていると瘧を煩らうだあかンな、取
憑かれるでな。) (ええ、どうしてだい。) (何、お前様。) と、榛の樹から出....
「多神教」より 著者:泉鏡花
く、身ぶるいし、羽搏す。) ――これを見詰めて、禰宜と、仕丁と、もろともに、のり
憑かれ、声を上ぐ。――「のりつけほう。――のりつけほうほう、ほう。」 次第に村人....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
くのである。病気ということも知らなければ、世間体ということも知らない。何ものかに
憑かれたように、ないしは悪魔のように働く。だが、五年、十年、彼らの希望は、岩にか....
「迷信解」より 著者:井上円了
わが国にて狐狸を談ずるに、土地によりて不同がある。通常一般には狐にだまされ狐に
憑かれると申すけれども、四国にては古来狐が住まぬと称し、狐の代わりに、狸にだまさ....
「健康と仕事」より 著者:上村松園
も手はいつの間にか絵筆をにぎって画布のところへ行っているという、いわば絵霊にとり
憑かれた形で、とうとう四日三晩ぶっ通しに描きつづけてしまったのである。 「唐美人....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ると快諾したが、露西亜へ着いてから尚だ一回も註文を受ける間もない中に不起の病に取
憑かれてしまった。朝日の通信員としてタイムスのブローウィツやマッケンジーを期する....
「階段」より 著者:海野十三
でもない。翌日はたとえ先生との約束でも今日は行くまいと思ったが、午後になると物に
憑かれたように立上ると制服に身を固めて、いつの間にやら昨日と同じく、「信濃町」駅....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
本所区へ―― そして彼は当途もなく何処までもズンズン歩いていった。まるで天狗に
憑かれた風のように速く――。 7 「よう、あんたァ、――」 と、お千....
「疑問の金塊」より 著者:海野十三
、あたし死んでもいいのよ、政ちゃんの傍に少しでも永く居られるなら……」 清子は
憑かれたような眸で、私の方に顔を向けた。 壮平は気が転倒してしまって、一語も発....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
は、帆村自身の外には、彼の助手の八雲|千鳥《ちどり》だけだった。 彼は、ものに
憑かれたように、五分間というものはその紙面に釘づけになっていた。その揚句に、彼は....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
のだろう」 「そうでしょうか。勝見が独りでいるところを横から見ていますと、何かに
憑かれているようなんですよ。話をして見ても、言語のはっきりしている割合に、どこと....
「地球盗難」より 著者:海野十三
と佐々は改めて目を丸くして「すると今だに先生はあの無理世界とやらいうものに取り
憑かれているわけなんだネ。そいつはどうも、交際い難いな。どうだネ。佐々砲弾のザッ....