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手っ
「手っ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手っの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
どだった。背水の陣と自分でもいっているように、亡父の財産をありったけ金に代えて、
手っ払《ぱら》いに日本の雑貨を買い入れて、こちらから通知書一つ出せば、いつでも日....
「或る女」より 著者:有島武郎
る。それは倉地が葉子と表向《おもてむ》き結婚のできるだけの始末をして見せる事だ。
手っ取り早くいえばその妻を離縁する事だ。それまではどうしても木村をのがしてはなら....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八|哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が
手っ取り早く行旅の情を催させる。 ここは弥次郎兵衛、喜多八が、とぼとぼと鳥居峠....
「浜菊」より 著者:伊藤左千夫
無いのだ。旧友の名は覚えて居っても、旧友としての感情は恐らく彼には消えて居よう。
手っとり早く云えば、彼は全く書生気質が抜け尽して居るのだ。普通な人間の親父になっ....
「三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
暫く前から調べていたんだ。それが、この頃になって、大阪駅であることが判った。――
手っとり早く、ことのあらましを申上げようかね。今日捕まったあの男は、神田の、或る....
「良人教育十四種」より 著者:岡本かの子
を勧めて、根本的に直すのが愛である。一たい短気な人は速力が気に入るのだから何でも
手っ取り早く先手を打って、先に望むことをしてやれば悦ぶものだ。 痼疾のあるのは....
「鐘ヶ淵」より 著者:岡本綺堂
思われる。 こんな考証は僕の畑にないことであるから、まずいい加減にしておいて、
手っ取り早く本文にとりかかると、このときの御成は四月の末というのであるから鷹狩で....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
た。祖母は三枚の骨牌札を選んで順じゅんにそれを賭けて行って、とうとうソニカ(一番
手っ取り早く勝負のきまる骨牌戯)で三枚とも勝ったので、祖母は前に負けただけの金額....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
『今夜もまたやり損じた。おまけに嬶が大きな声を出しゃあがったから、自棄になって土
手っ腹をえぐって来た』と、こう云うんです。大哥の前ですが、わたしはふるえて、しば....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
万歳や才蔵を探してあるくのは、その相手のあまり多いのに堪えなかった。なんとかして
手っ取り早く探し出す工夫《くふう》はあるまいかと考えながら、師走の忙がしい往来を....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
すが、なにしろ物騒ですから暗い晩などに外をあるくのは兢々もので、何時だしぬけに土
手っ腹を抉られるか判らないというわけです。文化のころの落首にも『春の夜の闇はあぶ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
らないのですか」と、わたしは又訊いた。 「この方のお話をすると長くなりますから、
手っ取り早く申し上げると、熊の死骸を掘り出して熊の胆を盗んだ奴は、備前屋の番頭の....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
それに就いてもいろいろお話がありますが、きょうはお花見が題じゃあないんですから、
手っ取り早く本文に取りかかることにしましょう。しかしまんざらお花見に縁のないわけ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
らしているのが能でもありませんから、ちっと尻切り蜻蛉のようですが、おしまいの方は
手っ取り早くお話し申しましょう」と、半七老人は云った。「それから五日ばかりののち....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
なにしろ御心配ですね。これがお店にかかり合いのある者の仕業《しわざ》なら、案外に
手っ取り早く埓《らち》が明くかも知れませんが、通りがかりの出来ごころで、ああ綺麗....