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投捨て
「投捨て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
投捨ての前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤兵の歌」より 著者:江森盛弥
ズ見ながら 牢屋のような鉄の格子の窓の中で、 働いて居た俺、ボロボロの青服の俺、
投捨てられたように助けのない者だと思っていた俺。 だが、今は知っている! 今は知....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
のです」と答う目「殺した後で其短銃を何うしたか藻「え、別に何うもしません、左様さ
投捨て仕舞いました、外へ出てから目「では誰か拾た者があろう、好し/\私が能く探さ....
「先生の顔」より 著者:竹久夢二
。 葉子はしばらく橋の上から川の水を眺めていたが、手に持っていた花束を水の中へ
投捨てて一散に家の方へ走った。 5 その日の夕方、森先生の使が、葉子の許....
「すみだ川」より 著者:永井荷風
《おろ》した。いつの間に掃除をしたものか朝露に湿った小砂利《こじゃり》の上には、
投捨てた汚い紙片《かみきれ》もなく、朝早い境内はいつもの雑沓《ざっとう》に引かえ....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
》の女の生活もこれで第一篇の終を告げたのだ。」と進は吸いかけの巻煙草を線路の方へ
投捨てた。 「でも、半年たてばお帰りになるんでしょう。」 「いずれ帰るだろう。し....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
の大門前。」 「いくらで買った。」 「三円七十銭。」 巡査は長襦袢を卓子の上に
投捨てたなり黙ってわたくしの顔を見ているので、大方警察署へ連れて行って豚箱へ投込....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
した。 勝気の女はかなしかった。女人の誇りを、恋人の前でまで、赤裸《せきら》に
投捨てられないものの恋は、かなしいが当然で、彼女は自ら火を点《つ》けた焔《ほのお....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
とである。雪のモスクワで――さまよいあかした亜米利加《アメリカ》で――彼女が身を
投捨て人々の急を救ったといわれている。それは彼女にも苦痛な思出であったであろう。....