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撥ねか
「撥ねか〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撥ねかの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
四方に飛んだ。粋な爪皮をつけた足駄を穿いた年増が危げにその間を縫いながら、着物に
撥ねかけられた泥を恨めしそうに眺めていたりした。 そんな目まぐるしいような光景....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
た。ところが、それに負けるような主人では無かった。 「いやでござる。」 と言下に
撥ねかえした。にッたりとはして居なかった、苦りかえっていた。 「おいやと御思いで....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
な、甲だかい陽気な笑いごえでもあった。それはほかでもない、月の光りをぴしゃぴしゃ
撥ねかえしたり、ふっくらした毛氈の上をころげ※ったりしながら、カテリーナ・リヴォ....
「秘密の庭」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
轟きまわるかと思った。しかしシモン博士は急に前の方へ乗出して、濡れている白髪頭を
撥ねかえした。 「オウ、こりゃブレインさんに違いないわい。ブレインさんは左の耳に....
「南路」より 著者:宮本百合子
て解放されたときを想うと、嬉しいというより先に息の塞がる思いがする。 一どきに
撥ねかえった精力や熱中や、あらゆる場合に自分の生きている力を試したい活力が、彼等....
「伸子」より 著者:宮本百合子
冷えたら、クックがクックだから仕方がなくなっちまってよ」 佃は、伸子の明るさを
撥ねかえすような眼付で、寝台の上に起きなおった。黙って匙をとった。義務のようにス....
「舗道」より 著者:宮本百合子
の警笛。メガホーンで何か叫んでいるぼやけた人間の声。丸の内のアスファルト道路から
撥ねかえる夕方の騒音が、人気ない室へつたわって来る。 ミサ子は左手を握って暫く....
「「迷いの末は」」より 著者:宮本百合子
をみずから描いた。ところが、その曲りの果てでプロレタリア文学にぶつかり、そこから
撥ねかえったものとして渡欧まで主知的と云われた主観的作風にいた。このことは、人間....