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時山
「時山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
時山の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
く荒々しいものだが、鍾馗は玄宗皇帝の笛を盗んだ鬼を捉えた人というし、金時は今も金
時山に手玉石という大きな石が残っている位強かったというが、その子の金平も、きんぴ....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
しかし二ヶ月後の明治十一年一月五日には、玉井進という人の妻になった。この人は当
時山口県庁の役人をしていた人で、叔母もまた山口に行った。 叔母が玉井家に嫁いだ....
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
れて行く、振り返れば、箱根|火山彙《かざんい》には、雲が低く垂れて、乙女峠から金
時山の腰へかけて、大河の逆流するばかり、山と山との間は、幾つにも朝雲が屯《たむ》....
「花咲ける石」より 著者:坂口安吾
じけなく頂戴しましたが、さて、次のお肴は?」 悠然と四方をうかがっている。この
時山崎の合図によって、一時にフスマをあけ放たれ、槍ナギナタの十数名が現われて房吉....
「想い出」より 著者:佐藤垢石
。足柄村の点々とした家を隔てて、久野の山から道了山の方へ、緑の林が続いている。金
時山の肩から片側出した富士の頂は、残雪がまだ厚いのであろう、冴えたように白い。遠....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
に横面を張飛ばしたり、動もすれば柄に手を掛けてビンタ打切るなどというがある、其の
時山三郎は仲へ入って武士を和め、それでも聞かんと直々奉行に面談致すなどというので....
「家」より 著者:島崎藤村
のところで張物をしながら言った。 屋外から入って来た三吉は、妻の顔を眺めた。何
時山の上へ着いたとも、何処へ宿を取ったとも、判然知らせて寄さないような曾根が、こ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
は審査員を嘱托され、個人としては彫工会の役員として当会に出張したのでしたが、その
時山崎氏の作は出品されていました。氏は福岡県|博多の人で、同地よりの出品でした(....
「天井からぶらさがる足」より 著者:田中貢太郎
時で、某夜近くの女学校が焼けだしたので、家人は裏の畑へ往ってそれを見ていた。その
時山中君は、ただ一人台所へ往って立っていたが、何かしら悪寒を感じて眼をあげた。と....
「追憶の医師達」より 著者:寺田寅彦
畸人という通称があったが、しかし難儀な病気の診断が上手だと云う評判であった。ある
時山奥のまた山奥から出て来た病人でどの医者にも診断のつかない不思議な難病の携帯者....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ったら、あれが体操さ! あはははは」 「まあ、お口がお悪い!」 「そうそう。あの
時山木の女と並んで、垂髪に結って、ありあ何とか言ったっけ、葡萄色の袴はいて澄まし....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
う。農業で鍛え上げた体だったからそれが続いたのだろう。父はそれから松江へ出て、当
時山陰第一の名医と言われた田野医学士の産婦人科病院の書生になった。ここでも昼は医....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
即座に引き抜いて来て、仮牢《かりろう》へぶちこませた。
その夜、後年の忠相、当
時山田奉行大岡忠右衛門が、どんな奴か一つ虚をうかがってやれとこっそり牢屋に忍んで....
「お父さん」より 著者:林芙美子
のことを考えると、むしゃくしゃして来るのさ、あいたくて仕方がなかったなあ。――時
時山の上へ行って、みんなで、山彦ごっこをするのさ。おとうさあんと呼ぶんだよ。する....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
坡からして山谷の詩の講釈をも聴いた。蘭坡和尚というのは南禅寺の詩僧である。また当
時山谷とならんでもてはやされた東坡詩の講義をば、桃源周興から聴聞した。周興をば実....