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更な
「更な〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
更なの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
ほうばい》たちに、後指《うしろゆび》をさされはしないかと云う、懸念《けねん》も満
更ないではなかった。が、それにも増して堪え難かったのは、念友《ねんゆう》の求馬を....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
で夜咲く花のように、始終我々の周囲にも出没去来しているのです。
たとえば冬の夜
更などに、銀座通りを御歩きになって見ると、必ずアスファルトの上に落ちている紙屑が....
「星座」より 著者:有島武郎
ことを考えた。三人のきょうだいの間にはさまったおびただしい距離……人生の多様を今
更ながら恐ろしく思いやってみねばならぬ距離……。けれども彼はすぐその心持を女々《....
「野菊の墓」より 著者:伊藤左千夫
にあきれてしまった。何だってあんな非度《ひど》いことを民子に言ったっけかしら。今
更なんぼ悔いても仕方がないけど、私は政夫……民子にこう云ったんだ。政夫と夫婦にす....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
わたしたのであった。 すると、青倉教授は、即座に、 「私の考えは、いっこうに変
更なしです」 と断言した。精神病部長の馬詰博士は、 「こんなことをいってくるよ....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
と心着いたように、 「お待ちなさいよ、夫人。」 四十一 早瀬は今
更ながら、道子がその白襟の品好く麗しい姿を視めて、 「宵暗でも、貴女のその態じゃ....
「薬草取」より 著者:泉鏡花
は軽く見返り、 「貴方、もう些とでございますよ。」 「どうぞ。」といった高坂は今
更ながら言葉さえ謹んで、 「美女ヶ原に今もその花がありましょうか。」 「どうも身....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
手をとって押し戴き、 「そういうこととは存ぜず、さきほどから失礼いたしました。今
更ながら、博士の学問の深く且つ大きいことについては驚嘆の外ありません。どうかわが....
「湯島の境内」より 著者:泉鏡花
すもの。…… 早瀬 お蔦。(とあらたまる。) お蔦 あい。 早瀬 済まないな、今
更ながら。 お蔦 水臭い、貴方は。……初手から覚悟じゃありませんか、ねえ。内証だ....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
、彼は依然として俯向いたままで、深い冷たい沈黙をつづけていた。そうして、一同は今
更ながらラザルスの顔の不気味な紫色の斑点や、見苦しい水脹れに注目した。ラザルスは....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
買っていらっしゃい。」 「買う?」 「だって一|尾も居ないんですもの。」 と今
更ながら畚を覗くと、冷い磯の香がして、ざらざらと隅に固まるものあり、方丈記に曰く....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
るしい薬の匂が、形ある箔のように颯と来て、時にヒイヤリと寝台を包む。 渠は、今
更ながら、しとど冷汗になったのを知った。 窓を開けたままで寝ると、夜気に襲われ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
りをつけまして、これから第二の山の修行場の方に移ることに致しましょう。修行場の変
更などと申しますと、現世式に考えれば、随分億劫な、何やらどさくさした、うるさい仕....
「昔のことなど」より 著者:上村松園
になってからでも個性の発揮は充分に出来ると思います。 栖鳳先生が亡くなられて今
更ながら何や彼やと先生のお豪かったことが思い出されます。....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
であるが、事を侶にした人の憶出を綜合して見ると相当の策もあり腕もあったらしく、万
更な講釈屋ばかりでもなかったようだ。実をいうと実務というものは台所の権助仕事で、....