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「書留め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書留めの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
も弟の不利益にならないようにと頼んだ末、小林氏は住所を委しく話した。石子はこれを書留めて家を辞した。いつの間にやら大分夜が更けていた。 翌朝石子刑事は神田三崎....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
何でごぜえやす、鴻の巣の宿屋でごぜえやす」 宗「はゝー鴻の巣の宿屋……(紙の端へ書留め)それは何という宿屋じゃ」 ○「私ア知りやせん、其の宿屋へ女を連れて逃げた....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
南部牛や雑種や赤い牝牛の肉の目方を計る。肉屋の亭主は手帳を取出し一々それを鉛筆で書留めた。 肉と膏と生血のにおいは屠場に満ち満ちていた。板の間の片隅には手桶に....
斗南先生」より 著者:中島敦
小型日記を取り出し、暗い電気の下でボツボツ次のような備忘録風のものを書き始めた。書留めて行く中に、伯父の性質の、というよりも、伯父と彼自身との精神的類似に関する....
光と風と夢」より 著者:中島敦
で、遅く迄話し込んだ。さて、その帰途、頗《すこぶ》る妙な経験をした。面白いから、書留めて置こう。 ビールの後で飲んだバーガンディが大分利いたと見え、フンク氏の....
悟浄出世」より 著者:中島敦
けいべつ》する習慣があった。生きておる智慧《ちえ》が、そんな文字などという死物で書留められるわけがない。(絵になら、まだしも画《か》けようが。)それは、煙をその....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
枚、かりそめに貼った半紙である。 これはここへ来てからの、心覚えの童謡を、明が書留めて朝夕に且つ吟じ且つ詠むるものだ、と宵に聞いた。 立ったままに寄って見る....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
に…… 私に唄ってくれたあの少女が……四十二の男よ呪ろわれてあれ! 「林さん書留めですよッ!」 珍らしく元気のいゝ叔母さんの声に、梯子段に置いてある日本封....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
」として、 こと国のいかなる鳥の音をきゝて 立かへる春を君やしるらん と書留めてあります。 前後しましたが、十七年十二月二十八日の日記に、「佐藤元萇師....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
。「青と白」はまだ妹が読んでいますからいま少し待って下さい。妹が読んでしまったら書留めで返送いたします。(久保正夫氏宛 三月十九日。別府温泉より) ヘレン....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
人がどうしても真剣勝負の意気込になれなかった。 『浮雲』第三篇は作者の日記の端に書留めた腹案に由ると、お勢の堕落と文三の絶望とに終るのだが、発表されたものを見る....
山の人生」より 著者:柳田国男
うのは、大よそ次のごとき素朴なる神話であった。不明の文字があるから、むしろ全文を書留めて置く方がよいと思う。 一、そも/\山の御神、数を申せば千二百神、本地薬師....