»
櫛の歯が
「櫛の歯が〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
櫛の歯がの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
奥床しい。眉のやや濃い、生際の可い、洗い髪を引詰めた総髪の銀杏返しに、すっきりと
櫛の歯が通って、柳に雨の艶の涼しさ。撫肩の衣紋つき、少し高目なお太鼓の帯の後姿が....
「白雪姫」より 著者:菊池寛
いそうな白雪姫は、なんの気なしに、おばあさんのいうとおりにさせました。ところが、
櫛の歯が髪の毛のあいだにはいるかはいらないうちに、おそろしい毒が、姫の頭にしみこ....
「塩花」より 著者:豊島与志雄
られて、香りのよいクリームが皮膚にすりこまれていた。頭髪は昨日洗われたばかりで、
櫛の歯が目立たぬようにとかされていた。髪を分けるのは気障であり櫛の歯の跡を残すの....
「風琴と魚の町」より 著者:林芙美子
からセルロイドの櫛《くし》を出して、私の髪《かみ》をなでつけた。私の房々した髪は
櫛の歯があたるたびに、パラパラ音をたてて空へ舞《ま》い上った。 「わんわんして、....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ばんは、という清《すず》しい声がして、二十三四の、水の垂れそうな島田にスッキリと
櫛の歯が通って、すこし痩せ身な、眉の濃い、眼元のパッチリとした、気高いほどに美し....