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欲と
「欲と〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
欲との前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煙管」より 著者:芥川竜之介
を、追いかけて歩くには、余りに、「金箔《きんぱく》」がつきすぎている。その高慢と
欲との鬩《せめ》ぎあうのに苦しめられた彼は、今に見ろ、己《おれ》が鼻を明かしてや....
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
。」
次郎は、立ち止まって、沙金の顔を見おろした。女の目は、侮蔑《ぶべつ》と愛
欲とに燃えて炭火のように熱を持っている。
「あなたのためなら、わたしたれを殺して....
「藪の中」より 著者:芥川竜之介
。男はいつかわたしの話に、だんだん心を動かし始めました。それから、――どうです。
欲と云うものは恐しいではありませんか? それから半時《はんとき》もたたない内に、....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
ありませんから、そこでこれには相場を占わせて、あわよくば天下を取ろうと云う、色と
欲とにかけた腹らしいのです。
が、お敏の身になって見れば、いかに夢現《ゆめうつ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
は免れない。ただその愛情はどこまでも浄められて行かねばならぬ。現世の夫婦なら愛と
欲との二筋で結ばれるのも止むを得ぬが、一たん肉体を離れた上は、すっかり欲からは離....
「或る女」より 著者:有島武郎
げながら神というものを恋しかけた十二三歳ごろの葉子に、学校は祈祷《きとう》と、節
欲と、殺情とを強制的にたたき込もうとした。十四の夏が秋に移ろうとしたころ、葉子は....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
の香を送ってよこすものもあった。彼れは酒の香をかぐと急にえぐられるような渇きと食
欲とを覚えて、すれ違った男を見送ったりしたが、いまいましさに吐き捨てようとする唾....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
の側においては、二つの根本欲を立てて説明してくるのである。その二つの根本欲は生存
欲と生殖
欲とである。これは動植物を通じて応用せらるるのである。もとより人間もこの....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
料理は値段相当のうまさを持っている。たとえ、一皿二フランの肉の料理でも、十分に食
欲と味覚は満足させてくれる。 所謂美食に飽きた食通がうまいものを探すのは中流の....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ん。 性欲は人間の三大本能(食欲、睡眠欲、性欲)の一つであります。そして他の二
欲と違って、年齢により著しき消長があります。青年期から壮年期にかけて強く、少年期....
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
そう云った日には、東京中の白露人全部が嫌疑者にならなくてはなりませんわ。あの貪
欲と高い利息とでは、いくら勘忍強い神様でもお憎しみにならずにはいられないでしょう....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
彼は若い、と彼はいう――ときに三十四歳だった――そして彼は「その若さを放埓と、色
欲と、不浄に投げ与えました」 かつて「傲慢と虚栄と、世俗の快楽に思い上がった私で....
「吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
は、喧嘩になるのはもっともだと思った。しかし、この頑固さを、世間でいうように、強
欲とか吝嗇《りんしょく》とかに片づけてしまうのは当らないと思った。 ....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
善とは何ぞや」、「真理とは何ぞや」、「友情とは何ぞや」、「恋愛とは何ぞや」、「性
欲とは何ぞや」、「信仰とは何ぞや」等の問題を、たといけっして解決し得てはいないま....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
のがある。人情にはむしろこの方が適し、小乗の宗教に通じる。性欲を満したいという意
欲と、国君に殉死したいという意
欲とに、そのものとしての価値等級を付さないことは人....