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「水町〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水町の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
た。空には星がたくさんまたたいていた。仕事を選り好みするときではない。私は本所清水町十七番地の桜井つけ物店で働かしてもらうことにした。 仕事というのは背中に桜....
間諜座事件」より 著者:海野十三
歌島 定子 玉川 砂子 大井 町子 御門 秋子 三条 健子 辰巳 鈴子水町 静子 小牧 弘子 六条 千春 ●フィナーレ 平河みね子 辰....
死神」より 著者:岡崎雪声
日との休日には、仮令雨がふっても雪がふっても、必ず自分の宿になってくれた、谷中清水町の高橋某氏の家へ遊びに行ったものだ。それは恰も旧暦八月の一日の夜で、即ち名月....
世相」より 著者:織田作之助
同時にその話を教えてくれた「ダイス」のマダムのことも想い出された。「ダイス」は清水町にあったスタンド酒場《バア》で、大阪の最初の空襲の時焼けてしまったが、「ダイ....
光は影を」より 著者:岸田国士
が、依然として残つているのは意外だつた。 彼の家は、そこからあまり遠くない、清水町と呼ばれる新開住宅地のとつつきにあつた。戦災をまぬがれた一画の、それでも、す....
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
小路に起し、翌年更に是を富士原、葛原に設け、それより栄国寺前、橘町、東懸所前、主水町、天王崎門前、幅下新道、南飴屋町、綿屋町等にも、京、大阪、伊勢等より遊女多く....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
秋の終り冬の初めの、それは名月の夜であったが、彼はフラフラと歩いて行った。 主水町を過ぎ片羽通りを通り、大津町まで来た時であったが、一個黒衣の大入道が彼の前を....
駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
て、母の膝に嘆き伏した時は、苦労性の気の弱い母もついに私の願望を容れて、下谷の清水町にわびしく住んでいる遠縁の伯母をたよりに上京することを許してくれた。 去年....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
芸員の松本楓湖先生のことで、私よりもさらに五、六年も老齢ではあるが、壮健で谷中清水町に住まっておられます。毎年の帝展へは必ず出品されております。 当日は両人で....
自由人」より 著者:豊島与志雄
。然し、元来が磊落な性質の北村は、それらの気懸りを一方では楽しむ気持もあった。清水町の家からこの池のほとりへ逍遥に出てくると、たいてい、あらゆる屈託が晴れるので....
微笑」より 著者:豊島与志雄
がぽかりと浮出して見えた。 「何処までおいでです。」と私はまた云った。 「あの清水町まで行くのでございますが。」 私は自分が本当に芝居をしているのか、夢を見て....
落雷のあと」より 著者:豊島与志雄
って会社へ出ました。そしてそのまま自席に就き、ぼんやり考えこんでいますと、専務の水町周造から呼びつけられました。 「君は、この会社の規律を、忘れたのではあるまい....
上野」より 著者:永井荷風
軒町、曰ク宮永町、曰ク片町等ハ倶ニ皆廓外ニシテ旧来ノ商坊ナリ。曰ク藍染町、曰ク清水町、曰ク八重垣町等ハ僉《ミナ》廓内ニシテ再興以来ノ新巷ナリ。爾《シカ》シテ花街....
それから」より 著者:夏目漱石
していた。そうして程なくある女学校へ通い始めた。 菅沼の家は谷中《やなか》の清水町で、庭のない代りに、縁側へ出ると、上野の森の古い杉が高く見えた。それがまた、....
丹下左膳」より 著者:林不忘
斜めに法恩寺橋の袂にさしかかった時だった。 片側は御用屋敷の新阪町。 他は清水町《しみずちょう》の町家ならび――ひとしく大戸をおろして、雪とともに深沈《しん....