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「三国志」より 著者:吉川英治
貂蝉の室へはいった。見れば、貂蝉は帳を垂れ泣き沈んでいる。どうしたのかと訊くと、海棠の雨に打たれたような瞼を紅にはらして、 「もう再びこの世で将軍とお会いできな....