»
漬か
「漬か〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漬かの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
れた。 「明日《あした》っから、ここで働くんでしょうか。働くとすれば、何時間水に
漬かってる――
漬かってれば義務が済むんですか」 「そうさなあ」 と考えていた初さ....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
をしたものもいた。乳から上だけの人間が黄色い液体の充たされた大きなガラス器の中に
漬かっていた。彼は両手でガラスの管を口にくわえて、紫色の液体をチュウチュウ吸いつ....
「生きている腸」より 著者:海野十三
まで充たしており、その中に灰色とも薄紫色ともつかない妙な色の、どろっとしたものが
漬かっていた。 「うん、欲しいとおもっていたものが、やっと手に入ったぞ、こいつは....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
引っかゝっているのは女の櫛でした。ありふれた三日月型の黄楊の櫛ですが、水のなかに
漬かっていたにも似合わず、油で気味の悪い程にねば/\していました。 「あゝ、又か....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
菜を作って、その料理の種類の豊富さと味のよさとに、びっくりさせたものである。沢庵
漬から――貧乏ぐらしの惣菜一通りは心得ている。ことごとく幾年か手伝った御蔭である....
「温泉」より 著者:梶井基次郎
陰鬱な顔をしている。河鹿のような膚をしている。そいつが毎夜極った時刻に溪から湯へ
漬かりに来るのである。プフウ! なんという馬鹿げた空想をしたもんだろう。しかし私....
「人造人間」より 著者:平林初之輔
った硝子盤をもって来た。中には生後まもない健康そうな嬰児が巧妙な装置で支えられて
漬かっていた。 「この子供は八ヶ月でこれまでに成長しました。液の温度と栄養との関....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
ったのだ! それでも各自は満腹した、別けても小さい者達は眼の上までサルビヤや葱に
漬かっていた。ところが、今度はベリンダ嬢が皿を取り換えたので、クラチット夫人は肉....
「ある女の生涯」より 著者:島崎藤村
ることを楽みに思ったのは、お新や三吉や婆やを悦ばせたいばかりでなく、その好い色に
漬かったやつを同じ医院の患者仲間に、鼻の悪い学校の先生にも、唖の娘を抱いた夫婦者....
「発明小僧」より 著者:海野十三
したろう。あれの十倍も二十倍も恐ろしいやつをやろうというのです。あの流域全体が水
漬かりになっては、もう戦争は出来ません。」 社長「そりゃ巧い話だが長江の出口を止....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
心中少しく閉口しながら馬琴はじっと沈んでいたが、銭湯と異い振舞い風呂、いつ迄
漬かっても居られない。で手拭で体を拭き、急いで衣装を着けようとした。どうしたもの....
「胡瓜」より 著者:北大路魯山人
のを賞味しようと思ったら、やはりあとさきの揃ったものを選ぶべきだ。 漬けものの
漬かり加減は非常にむずかしく、気候とぬかみそ漬けの置き場で、
漬かり方の速度に非常....
「鴉」より 著者:シュミットボンウィルヘルム
ライン河から岸へ打ち上げられた材木がある。片端は陸に上がっていて、片端は河水に
漬かっている。その上に鴉が一羽止まっている。年寄って小さくなった鴉である。黒い羽....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
かし大津浪があって世界じゅうが水の下になったときこの岡の上に|お膳の広さだけ水の
漬かぬ場所があって、そのおかげで人間が種ぎれにならずにすんだという云い伝えもある....
「生き烏賊白味噌漬け」より 著者:北大路魯山人
に一旦塩を振って、塩が中身まで通った時分(約五時間ぐらい)に程々に漬け込むこと。
漬かり加減は春の陽気で、まる二日目くらいから五、六日目までがよい。冷蔵庫に置くか....