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無定
「無定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無定の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
する笑うべき「ローマ帝国」的|妄想《もうそう》から来ているのである。そうしてこの
無定見は、じつは、今日自然主義という名を口にするほとんどすべての人の
無定見なので....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
でいい加減にやり出すと、あっちの寺でもこっちの寺でもみんな思い出したように、ただ
無定見に真似をして鐘を鳴らし始めるだけです。正確の観念なんかこれっぽっちだって持....
「演劇への入口」より 著者:岸田国士
ろである。 公共的な性質を帯びた演劇活動が、なぜ日本には起らないか? 政治家の
無定見もさることながら、やはり、民衆の演劇に対する理解が薄いところから来るともい....
「味を知るもの鮮し」より 著者:北大路魯山人
瞞着する秘密を持つことを知るべきである。いずれにしても、砂糖の乱用と化学調味料を
無定見に用いることは、充分慎むべきことであろう。 (昭和三十三年)....
「河豚は毒魚か」より 著者:北大路魯山人
無責任に放置せず、あり余るこの魚族を有毒との理由から、むやみと放棄し来った過去の
無定見を反省し、さらにさらに研究して、ふぐの存在を充分有意義ならしめたいと私は望....
「持ち味を生かす」より 著者:北大路魯山人
低下を示している。砂糖や「味の素」類品の跋扈に拍車をかけているのは、料理する者の
無定見である。この
無定見が、味覚を無神経にし、天然自然によって与えられている個々....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
役夫というものがあって、それが食事の世話やら掃除やらするのであるが、我々の監には
無定役囚が多いので、別に役夫はおかずに、その
無定役囚の中から、代り代り食事の当番....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
正規の復興に利用し、政党費までこの連中の新円に依存しようという量見を起した政党の
無定見、一時しのぎのさもしい根性、未来の設計に対する確たる見透しや理想の欠如とい....
「切捨御免」より 著者:坂口安吾
者の指名タイホを公表したのであるか。 この公表もひどかったが、ジャーナリズムの
無定見、軽薄さは、さらにヒドイものだと私は思った。 生き残った人々の首実検で、....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
となり、単純が早飲み込みとなり、無造作が無執着となった。 彼等の中ッ腹は無知、
無定見の辛棒無し……つまり無鉄砲の異名となった。江戸前の気象というのは、只《ただ....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
俳句というものの活動の天地を限定するかのような錯覚を起こさせる。近ごろいろいろの
無定形無季題短詩の試みがあるのは多くはこの錯覚によるのではないかと想像される。し....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
国旅行から帰ってから、彼は自分の実験に着手した。ルムコルフコイル、グローヴ電池、
無定位電流計、大きな電磁石、タムソンの高抵抗ガルヴァなどを買入れた。最初にやった....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
身の原理を見失って了うということにもなる。かくて人々によればジャーナリズムは全く
無定見な日和見に時を費すものであるかのようである。 処がアカデミズムは丁度之に....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
検閲官だろう。処が読者大衆自身は、云って見れば読まされるものを何でも読むような、
無定見者に過ぎない。で、彼等を検閲官に仕立てるのは彼等自身ではなくて彼等が共有す....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
に信用してかかってはならないのである。それは誤謬へ導くかも知れない多くの諸規定を
無定量に含んでいる、それがこの観念の理論的に曖昧である所以だ。吾々がこの観念につ....