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無資
「無資〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無資の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小さき者へ」より 著者:有島武郎
は、田舎の医師の不注意から静脈を外《はず》れて、激烈な熱を引起した。そしてU氏は
無資産の老母と幼児とを後に残してその為めに斃《たお》れてしまった。その人たちは私....
「光は影を」より 著者:岸田国士
できるだけ穏やかな言葉で、こういう病気の女は、主婦としても、妻としても、まつたく
無資格なんだから、潔よく身をひくべきだと思うつて、言つてやつたの。子供のためにも....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
に厳密にいえば親戚縁者の間にでも、教育のあるものと、無教育者と、資産の多い者と、
無資産者とが、全然対等の交際をすることはむずかしい。職業を異にし、生活状態を異に....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
んで配達夫の手に握らせ、やっと内済にしてもらったとのことである。その頃の中学校の
無資格教師にとって、一円という金が相当のねうちものであったことはいうまでもない。....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
することが出来た。これも平素誠実に働き充分信用を得ておいたからであって、ほとんど
無資本でしかも主人と異なった商売をして、立派に成功したのである。これに反してある....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に立って色々骨折る人があったが、彼女の父は断じて許さなかった。葛城の人物よりも其
無資産を慮ったのである。葛城の母、兄姉も皆お馨さんの渡米には不賛成であった。葛城....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
会の限界条件に於ては、事実上は結局問題の資格を持ち得ないものである。この事実上の
無資格を結果に於て暴露するものが恰も歴史的運動の外にはないのであった。問題の選択....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
しの「戯論」に過ぎないと云って問題を回避しようとしているが、彼等の思想家としての
無資格は、こういう点に最もよく現われている。観念論と唯物論との対比は、単に思想乃....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
くも思想を発表して、読者にそれが理解されないようだったら、文章家として落第以上の
無資格である。しかし一方から考えると、そこにはまた特別の事情があって、あながち僕....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
様々、時としては忠実至極の者なきに非ざれども、是れは別段のことゝして、本来彼等が
無資産無教育なる故にこそ人の家に雇わるゝことなれば、主人たる者は其人物如何に拘ら....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
圧制的な支配者の要求と、敵の掠奪と、またしばしばその契約の蹂躪とに曝されている、
無資本の貧しいエジプトやアビシニアの農民は、勤勉に努めようという心持になり得よう....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
て民治を考えるものが、あのような狂暴を民衆の前に演じてみせるなどは、みずからその
無資格を衆へさらすにひとしい愚であろうに――高氏は言って、 「一|朝の軍功などは....