» 生を享け

「生を享け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

生を享けの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
、さほどに貧乏が苦しくば、安ぞ其始め彫※錦帳の中に生れ来らざりし。破壁残軒の下に生を享けてパンを咬み水を飲む身も天ならずや。 馬鹿め、しっかり修行しろ、という....
味覚の美と芸術の美」より 著者:北大路魯山人
し得ることは、かかる自然の力の存在を悟るということだけである。われわれがこの世で生を享けたのも自然であれば、また死に行くのも自然である。そこには、われわれがどう....
持ち味を生かす」より 著者:北大路魯山人
生はこれを憂うるのである。ここが重大問題である。日本のように世界随一の美食宝庫に生を享けながら、俺はなんでもよいんだ、刺身可、トンカツ可、中国料理可、てんぷらよ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
をならべて登った。 もともと君でも僕でも真心より尊き美に憧るる者である。一個の生を享けてその生の骨子たらしめんとするのは「尊きもの」である。一枚の紙のみ張って....
学生と教養」より 著者:倉田百三
また文字なき田夫野人の世渡りの法にも倫理的関心と探究と実践とはある。しかし現代に生を享けて、しかも学徒としての境遇におかれたインテリゲンチャの青年にあっては、そ....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
は光の天使にも増して、無礙自在の力が 既に宇宙の脈のうちを流れ、 創造しつつ神の生を享けようと、 窃かに企てていたのに、なんと云う罰せられようだ。 雷鳴のような....
死生」より 著者:幸徳秋水
問題ではない、問題は実に何時如何にして死ぬかに在る、寧ろ其死に至るまでに如何なる生を享け且つ送りしかに在らねばならぬ。 三 苟くも狂愚にあらざる以上....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
持ちは、よく分かる。 それを想うと、木村君に比べて、なんと我々は恵まれた土地に生を享けたことであろう。眼をやれば、千々に重なる山の容。青き野原。一歩すれば、足....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
くったものが私のそばに現われたこと、それが立ち去ったことなどが。あいつがはじめて生を享けてからも二年近く経っているが、それがあいつの最初の犯罪だったのであろうか....
山本有三氏の境地」より 著者:宮本百合子
れた。『生きとし生けるもの』の序でこの作者が「どんな形をしていようとも、この世に生を享けているものは、必ず何等かの意味に於て、太陽に向って手を延していないものは....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、彼の腰の下には、花すみれが拉がれていた。城太郎は眼を細めて、こういう日月の下に生を享けている身のほどを、ひとりで楽しんでいるらしく見える。 やがて彼は、濡れ....
息を止める男」より 著者:蘭郁二郎
胎児の間に一度は必ず是等の幻の世界に遊び、そうして其途上に何か収穫のあったものが生を享けてからこの現実の世界に於て学者となり、芸術家となり、又は犯罪者となるのだ....