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百条
「百条〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百条の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
李の紅いのさえ、淡くくるくると浅葱に舞う。水に迸る勢に、水槽を装上って、そこから
百条の簾を乱して、溝を走って、路傍の草を、さらさらと鳴して行く。 音が通い、雫....
「絵本の春」より 著者:泉鏡花
……振返ると、白浜一面、早や乾いた蒸気の裡に、透なく打った細い杭と見るばかり、幾
百条とも知れない、おなじような蛇が、おなじような状して、おなじように、揃って一尺....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
だ。 途端に、ざらざらと樹が鳴って、風が走る。そよ風が小波立てて、沼の上を千条
百条網の目を絞って掛寄せ掛寄せ、沈んだ跡へ揺かけると、水鳥が衝と蹴たごとく、芭蕉....
「千年後の世界」より 著者:海野十三
年後の世界という絵そっくりの街があらわれた。まず目についたのは、路が縦横上下に幾
百条と走っていることであった。このおびただしい道路は、一つとしてフルハタの知って....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
おや、なんだろう、あれは……」 東助は目をみはった。 見よ、行手の海底から何
百条何千条というたくさんの白煙が下から上へと立ちのぼっている――いや、白い煙では....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
仏教徒も共に霊跡として尊崇して居ります。百の泉というのは申すまでもなく百の泉から
百条の水が流れ出るというところからそういう名を付けたので、なおその百泉という所に....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
の火が糸のように細く這って行くかと思うと、
忽ちまた泉の涌くように迸り出る。
幾
百条の脈の網のように、あの谷の
広い間を掩っているかと思うと、
この蹙まった隅の....
「京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
条、二条、三条をつくして、九条に至っても十条に至っても、皆昔のままである。数えて
百条に至り、生きて千年に至るとも京は依然として淋しかろう。この淋しい京を、春寒《....
「失うた帳面を記憶力で書き復した人」より 著者:南方熊楠
命じて紙筆を取らしめ、ために某月某日某人、某の物若干を染むと疏すること、およそ数
百条、書くところの月日姓氏、名色丈尺、毫髪の差《ちがい》なし、民持ち帰り、物主を....