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「目っけ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

目っけの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あらくれ」より 著者:徳田秋声
の目には、何を見ても潤いと懐かしみとがあるように感ぜられた。 父親が、温泉場で目っけて根ぐるみ新聞に包んで持って来た石楠花《しゃくなげ》や、土地名物の羊羹《よ....
メデューサの首」より 著者:小酒井不木
ので、やはり卒業試験前の夏休みは、ある温泉で暮らしたのでした。わたしもずいぶん茶目っけの多いすこぶる楽天的な人間でしたが、開業すると間もなく両親に死なれたのと、....
千鳥」より 著者:鈴木三重吉
の白い花である。 「このごろこんな花が」 「蒲公英ですか」と手に取る。 「どこで目っけたんです? たった一本咲いてたんですか」 「どうですか。さっき玉子を持って....
三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
計憎まれるにちがいない。重ければ、追放、軽くて、知行半減――首のつながるだけが、目っけものだが――知行が半分になっては、あの女には第一逢え無くなる) 女狩は、....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
人も居なくなってしまった。たまたま脱藩して生野の銀山で旗を挙げた平野次郎ぐらいが目っけもの……という情ない状態に陥った。 しかし世の中は何が仕合わせになるか、....
星女郎」より 著者:泉鏡花
お尋ね御無用。まだまだ若衆の方が間違いにもいたせ、衣服の色合だけも覚えて来たのが目っけものじゃ。いやはや、私の方はただ颯と白いものが一軒家の戸口に立ったと申すま....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
しました。同じこの界隈でも、私たちのこの一隅は特別に木立が多くて新緑の美しいのは目っけものです。 平林彪吾という名でものを書いていた松元実が先日急になくなりま....
怪しの館」より 著者:国枝史郎
」 「目っからないからだよ、適当な人が……」 「恐らく生涯目っかりますまい」 「目っけなければならないよ。……それも今夜! 今夜限りに!」武士の声には真剣さがあ....
染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
へ、染吉?」ときき返したが「お生憎さまで、ございませんねえ」 「ぜひほしいんだが目っけてくれまいか」 岡八店先へ腰をかけ、平気で火鉢へ手をかざした。 「ありゃ....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
ませんか! 『うん』と私は呻きました。合図だったからでございます。……富士甚内を目っけたら、三度袖を引くようにと、教え込んで置いたからでございます。素早くこいつ....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
座敷風の構えも一戸二戸はあった。大概はまた待合風の怪しい景情であった。 「よう。目っけましたよ。あっはっはっ。」 N老人が突然立ち留って、上を仰ぐと哄笑した。....