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着払
「着払〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
着払の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
関取頼むぞえ」
花「心配しねえでもいゝよ、私《わし》が請合った宜しい」
と落
着払って花車、齢《とし》は二十八でありますが至って賢い男、大形《おおがた》の縮緬....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
も見せやしない、誰だと思う、おい、己だ。」 とまた屹と見て、 「なぜ、泰然と落
着払って、いや、それはお芽出度い、と云って、頼まれた時、紹介をせん。癪に障る、野....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
よし聞たくもないが、人《しと》の言事を取上げなくッて御免になりながら、糞落着に落
着払ッて、出来た事なら仕様が有りませんとは何の事《こっ》たエ。マ何処を押せばそん....
「怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
たちは、とんでもねえことをしてくれたな。さア、はやく機関を動かせ」 陳君は、落
着払って、 「故障で動かないのだ。このうえは、潮流に乗って漂うまでさ」 「漂流?....
「阿亀」より 著者:豊島与志雄
脱しない腕前だったし、当りのよい筈はなかった。それに、相手の中年の男が、特別に落
着払っていた。日焼けではなく元来の肌色らしい色黒の男で、狭い額のあたりが一際黒く....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
。 「入場者は絵画が現場から運び去られるのを見ていたのだそうですが、犯人が余り落
着払っていたので、出品者が何かの都合で、自分の絵を外してゆくのだと思ったという事....
「P丘の殺人事件」より 著者:松本泰
、首飾りでも、皆あげますから、私を外へ出して下さい」とビアトレスがいうと、男は落
着払って答えた。 「今に当方の用事が済んだら出してあげるよ。ここまで来て了えば、....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
の幹事改選予選会報。等、ほかにまた一通夫人がしばらく手にとって眺めて居たものは古
着払下げの勧誘広告だ。夫人の感情はこれに少し局部的の衝撃をうけた。 ――失礼な....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
小倉の帯、紺足袋を穿いた禿頭の異様な小男がただ一人、大硝子杯五ツ六ツ前に並べて落
着払った姿。 時々|髯のない顔が集り合っては、哄という笑語の声がかの士官の群か....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
ぬと予言したお杉|婆にも、流石に明日の自分の運命は判らなかったと見える。彼女は沈
着払って我子を慰めた。が、若い血の燃ゆる重太郎には、明後日は愚、明日をも待たれな....