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「矢の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

矢のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
ら月の光にそむきいて、弓杖《ゆんづえ》をついたまま、口角の微笑もかくさず、じっと矢の飛びかうのを、ながめている。――すると、平六が、またいら立たしい声を上げて、....
古千屋」より 著者:芥川竜之介
ふた》をとり、直之の首を内見した。それから蓋の上に卍《まんじ》を書き、さらにまた矢の根を伏せた後《のち》、こう家康に返事をした。 「直之《なおゆき》の首は暑中の....
素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
、誰からともなく弓を引かなくなった。だから今まで紛々《ふんぷん》と乱れ飛んでいた矢の雨も、見る見る数が少くなって来た。そうしてとうとうしまいには、彼の射る白羽の....
藪の中」より 著者:芥川竜之介
だ》しの太刀《たち》を佩《は》いて居りました。ただ今はそのほかにも御覧の通り、弓矢の類さえ携《たずさ》えて居ります。さようでございますか? あの死骸の男が持って....
或る女」より 著者:有島武郎
になって、暴《あば》れ抜いた事が、自分にさえ悲しい思い出となって、葉子の頭の中を矢のように早くひらめき通った。葉子の顔には人に譲ってはいない自信の色が現われ始め....
或る女」より 著者:有島武郎
。ただそれだけの願いに固まってしまった。そうした心持ちになっていると、時間はただ矢のように飛んで過ぎた。死のほうへ貞世を連れて行く時間はただ矢のように飛んで過ぎ....
婦系図」より 著者:泉鏡花
だったが、時に衣兜から燐寸を出して、鼻の先で吸つけて、ふっと煙を吐いたが早いか、矢のごとく飛んで来たボオイは、小火を見附けたほどの騒ぎ方で、 「煙草は不可んです....
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
っていた。 白い帆をいっぱいに開いたその船は、依然として船首を下に向けたまま、矢のように走って行く。降りしきる吹雪を隔てた事だから、乗り組みの人の数もはっきり....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
工品や金銀細工を満載した。小船は、始めに来たときと同じように、目に見えぬ橈の力で矢のように大海に乗り出して遠く水平線の彼方に消え失せた。そこでハイムダルは神々の....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
に赤い島が出来て、洋燈は油煙に燻ったが、真白に塗った姉さんが一人居る、空気銃、吹矢の店へ、ひょろりとして引掛ったね。 取着きに、肱を支いて、怪しく正面に眼の光....
陽炎座」より 著者:泉鏡花
んだり、刎ねたり、子供芝居が、ばたばたばた。 五 大当り、尺的に矢の刺っただけは新粉屋の看板より念入なり。一面藤の花に、蝶々まで同じ絵を彩った一....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
って、雪なす小手を翳しながら、黒煙の下になり行く汽車を遥に見送った。 百合若の矢のあとも、そのかがみよ、と見返る窓に、私は急に胸迫ってなぜか思わず落涙した。 ....
伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
かり前途の路に、袂を曳いて、厚い※を踵にかさねた、二人、同一扮装の女の童。 竪矢の字の帯の色の、沈んで紅きさえ認められたが、一度胸を蔽い、手を拱けば、たちどこ....
野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
いる絵が消えてなくなりました。 まる一日、はくちょうたちは、空のなかを、かぶら矢のようにうなってとびつづけました。 でもなにしろ、いもうとひとりつれているの....
茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
|譬えようがないといった風に慌てて枝を離れて、一声高く鳴き声を山中の気に顫わして矢の如く飛び去ってしまう。彼は鳥類の中でかなり臆病なたぐいの一つである。 私が....