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短を
「短を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
短をの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、更に差支えのない人物、人に逢っても挨拶ばかりで、容易に口も利かないくらい。その
短を補うに、令夫人があって存する数か、菅子は極めて交際上手の、派手好で、話好で、....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
長所と短所とがあり、わが国の習俗にも長短があるが、その要は、かれの長を取りてわが
短を補うようにせねばならぬ。今回豪州行の船名は、郵船会社日光丸でありしが、その船....
「妖怪学」より 著者:井上円了
常の運動なり。 以上は、夢の起こる原因なれども、夢の中には空間の大小、時間の長
短を知ることあたわず。重ねたる足の落ちたるは、わずかに寸秒の間なり。しかれども、....
「富士」より 著者:岡本かの子
みな自分の分身のように感じられた。翁は山々を愛するがゆえに、それ等の山々の美醜長
短を、人間の性格才能のように感じ取った。事実、山には一目見ただけでも傲慢であった....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
父母は送嫁の宴会を開かなければならん。その宴会の期限はその家の貧富の度に従って長
短を異にし、あるいは一日、二日ないし五日、十日また半月に渡るものもある。この宴会....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
る。第一に客種に問題があるのだろう。 以下一々について各店主人の持つ寿司観の長
短を俎上に載せて見よう。 終戦後、闇米屋という女性行商人が大活躍し、取り締まり....
「運命」より 著者:幸田露伴
を廷に誉めて曰く、宋景濂|朕に事うること十九年、未だ嘗て一|言の偽あらず、一人の
短を誚らず、始終|二無し、たゞに君子のみならず、抑賢と謂う可しと。太祖の濂を視る....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
んまり変なことをしすぎるために少々うだってしまったものか、伝六がとうとうお株の気
短を小出しにさせて、ちえッと舌鼓を打ちながら、そのそでを引きました。 「あきれち....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろしく世界に進みいでよ、理のあるところには異国人にも頭を下げよ、彼の長を採り我の
短を補い万世の大基礎を打ち建てよ、上下一致して縦横に踏み出せ、と言われたのはこの....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
」とを欠きやすい。 この意味において、名判官専制主義と、陪審制度とは各反対の長
短を有する。そうして「杓子定規」をきらいつつ、しかも「自由」と「公平」との保障を....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
いうことである。 こう考えて来るとわれわれの「寿命」すなわち「生きる期間」の長
短を測る単位はわれわれの身体の固有振動週期だということになる。 そこで、今かり....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
立の立場が必ずあるものだと決めてかかったり、又いつでも二つの立場の所謂「長を取り
短を捨てる」ことが出来るものだと思ったりすることは、哲学的理論の客観性が何物であ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
することになるのだ。博士は唯物論者ではなくて存在論者(唯物論と観念論との長を取り
短を去ったもの)だというのである。――博士は存在を専ら認識からしか考えない。之は....
「奇怪な話」より 著者:豊島与志雄
。死後二十四時間以内には、死体を取納めていけないことになっているが、死体の命の長
短を測定出来たら、どんなことになるか分ったものではない。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました―― 「備前岡山表具師幸吉といふもの、一鳩をとらへて其身の軽重、羽翼の長
短を計り、我身の重さをかけくらべ、自ら羽翼を製し、機を設けて胸の前にて繰り搏《う....