»
積重な
「積重な〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
積重なの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
く天をさして枝を交えた、矢来のごとき木間々々には切倒したと覚しき同じほどの材木が
積重なって、横わって、深森の中自から径を造るその上へ、一列になって、一ツ去れば、....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
朦々と白い煙の立罩めた中に柱や棟木が重なって倒れ、真黒或は半焦になった材木の下に
積重なった書籍が原形のまゝ黒焦げとなって、風に煽られる度に焼けた頁をヒラ/\と飛....
「偽刑事」より 著者:川田功
の中を歩いた。卓の上には積木細工の様に煙草を盛上げたり、食料品の缶詰が金字塔型に
積重なったりして居た。彼は其辺を一ト渡り見渡して、女の方へ眼を移した。が、某所に....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
と開けると、用場では有りませんで、其処は書物棚になって居ります、本箱などが幾つも
積重なって居りますから、疎相な事をした、用場かと思って大切な書物のある処を無闇に....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
筈であった米国行のダイアナ号は、一時間前に港を出てしまった。大荷物を抱えた私は、
積重なった古船材の端に腰を下して、白っぽく光っている水平線を視詰めていた。遥に見....