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「纏は〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

纏はの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
処へ、盤台を肩にぬいと立った魚屋は、渾名を(め組)と称える、名代の芝ッ児。 半纏は薄汚れ、腹掛の色が褪せ、三尺が捻じくれて、股引は縮んだ、が、盤台は美い。 ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
文字盤を眼鏡にスレスレに近づけた。 「ああ、午後九時だよ」 「九時ですかい」印袢纏は、間のぬけた声をだした。 「今夜は、莫迦に、夜が永いネ」 「ほほう」髯は、暗....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
さて金を持って迎えに来てくれといってあった。一年余の間無益な往反をして、貞固の盤纏は僅に一分銀一つを剰していたのである。 弘前に来てから現金の給与を受けたこと....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
踏んだ。 紅いその実は高かった。 音が、かさかさと此方に響いて、樹を抱いた半纏は、梨子を食った獣のごとく、向顱巻で葉を分ける。 「気を付きょうぞ。少い人、落....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
っていい。この歌の長歌は、「敷島の大和の国に、人さはに満ちてあれども、藤波の思ひ纏はり、若草の思ひつきにし、君が目に恋ひやあかさむ、長きこの夜を」(三二四八)と....
註文帳」より 著者:泉鏡花
といって、我に返ると同時に、 「おいらんが、遊女が、」と切なそうにいった。 半纏はお若が心優しく、いまわの際にも勦ってその時かけて行ったのであろう。 後にお....
山の人生」より 著者:柳田国男
は恥ることを知るなり。火にあたるは寒さを畏るゝなり。然らば何ぞ獣の皮を取りて身に纏はざるやと言ひしに、つく/″\と之を聞きて去れり。翌夜は忽ち羚羊二|疋を両の手....