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羽を
「羽を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
羽をの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「狂人日記」より 著者:秋田滋
れはこれ等の人たちに名誉を与えている。彼等の体を金と輝かしい服で飾り、頭には鳥の
羽を頂かせ、胸には飾りをつけさせる。われわれは、勳章や、褒美や位階などを彼等に与....
「英雄の器」より 著者:芥川竜之介
―項羽はですな。項羽は、今日|戦《いくさ》の始まる前に、二十八人の部下の前で『項
羽を亡すものは天だ。人力の不足ではない。その証拠には、これだけの軍勢で、必ず漢の....
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
相変わらず目の前の往来を、照り白《しら》ませて、その中にとびかう燕《つばくら》の
羽を、さながら黒繻子《くろじゅす》か何かのように、光らせている。大きな日傘《ひが....
「或る女」より 著者:有島武郎
頭を包みそうに近く逼《せま》ってる鋼色《はがねいろ》の沈黙した大空が、際限もない
羽をたれたように、同じ暗色の海原に続く所から波がわいて、闇《やみ》の中をのたうち....
「燕と王子」より 著者:有島武郎
ので、日はくれるししかたがないから夕日を受けて金色に光った高い王子の立像の肩先に
羽を休める事にしました。 王子の像は石だたみのしかれた往来の四つかどに立ってい....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
森のおくから飛んで来て、寝ついたなりで日をくらす九十に余るおばあさんの家の窓近く
羽を休めました。 物の二十年も臥せったなりのこのおばあさんは、二人のむすこが耕....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
双紙の挿絵を例にとって言えば、『金花七変化』の鍋島猫騒動の小森半之丞に、トンビ合
羽を着せたり、靴をはかせたりしている。そういうふうにしなければ、読者に投ずること....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ろからちょいと突けばお姫さまは水のなかにおちる。たらいの水には、前もって、三本の
羽をうかして、くすりの水を二、三滴たらしておいて、その水に三どまで、お姫さまをつ....
「醜い家鴨の子」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
が普通に出来上らなかったのでございます。」 そう言って母親は子家鴨の頸を撫で、
羽を滑かに平らにしてやりました。そして、 「何しろこりゃ男だもの、きりょうなんか....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
女の膚を包んだようで、被た人がらも思われる、裏が通って、揚羽の蝶の紋がちらちらと
羽を動かすように見えました。」 小村さんと私とは、じっと見合っていたままの互の....
「海の使者」より 著者:泉鏡花
磯でもなし、岩はなし、それの留まりそうな澪標もない。あったにしても、こう人近く、
羽を驚かさぬ理由はない。 汀の蘆に潜むか、と透かしながら、今度は心してもう一歩....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
呵々と笑って、 「おい、己を、まあ、何だと思う。浅草|田畝に巣を持って、観音様へ
羽を伸すから、隼の力と綽名アされた、掏摸だよ、巾着切だよ。はははは、これからその....
「海異記」より 著者:泉鏡花
ッと吹くと、ぱッと立つ、障子のほこりが目に入って、涙は出ても、狙は違えず、真黒な
羽をばさりと落して、奴、おさえろ、と見向もせず、また南無阿弥陀で手内職。 晩の....
「貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
が硬い。と見ると鯱に似て、彼が城の天守に金銀を鎧った諸侯なるに対して、これは赤合
羽を絡った下郎が、蒼黒い魚身を、血に底光りしつつ、ずしずしと揺られていた。 か....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
降で、一人旅の山道に、雨宿りをする蔭もない。……ただ松の下で、行李を解いて、雨合
羽を引絡ううちも、袖を絞ったというのですが。――これは、可心法師が、末森の古戦場....