»
羽撃
「羽撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
羽撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
らず。可恐しきものの巌を切る音は、肝先を貫いて、滝の響は耳を聾するようであった。
羽撃聞えて、鷲は颯と大空から落ちて来た。頂高く、天近く、仰げば遥かに小さな少年の....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
めましたのは、ちょいと鳶くらいはあろうという、大きな蝙蝠であります。 そいつが
羽撃をして、ぐるりぐるりと障子に打附かって這い廻る様子、その動くに従うて、部屋の....
「白い蝶」より 著者:岡田三郎助
の白い蝶だ、最早四辺は薄暗いので、よくも解らぬけれど、足下の辺を、ただばたばたと
羽撃をしながら格別飛びそうにもしない、白い蝶! 自分は幼い時分の寐物語に聞いた、....
「親友交歓」より 著者:太宰治
す。鴨なら、あすの朝でも田圃へ出て十羽くらいすぐ落して見せる。朝めし前に、五十八
羽撃ち落した事さえあるんだ。嘘だと思うなら、橋のそばの鍛冶屋の笠井三郎のところへ....
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
彼は一人の男に呼び止められて、振向いた。そうして彼は若しも鳥ならば何よりも先きに
羽撃《はばた》きするように驚いた。 「影佐君?」 「……?」 彼は返事もせずに....