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「腎の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腎のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
ったと思うが早いか、いきなり大地《だいち》にどうと倒れたのは、沙門ではなくて、肝腎の鍛冶の方でございました。 これに辟易《へきえき》した一同は、思わず逃腰《に....
湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
欄干によりかかりながら、やはり人波の去来する埠頭の前後を眺めまわした。そこには肝腎のBさんは勿論、日本人は一人も見当らなかった。しかし僕は桟橋の向うに、――枝の....
妖婆」より 著者:芥川竜之介
でしょう。思いなしか、立て切った障子に響いて、かすかな水の音が聞えました。さて肝腎の相手はと見ると、床の前を右へ外《はず》して、菓子折、サイダア、砂糖袋、玉子の....
映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
があるらしいが、秘密協定であるから我々には精密なところまではわからない。しかし肝腎の点はあくまでも前述のごとく、従業員から転社の自由を奪い取った点にある。そして....
暗号の役割」より 著者:海野十三
戸棚から、先日彼の失った鞄を見つけたときは、はっと緊張したが、中をあけてみると肝腎の重要書類がない。何のことだ。やっぱり金庫の中か。 四時間二十分という途方も....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
るんだな」 私はちょっと失望したが、しかしすぐ気をとりかえした。あわて者は、肝腎の宝物に手をふれても、それと気がつかないだろう。まだ脈があるにちがいないと、私....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
たところが、僕の初めの想像と後の事実とは相当意外な開きを見せることになるので、肝腎の契約重点だけをここに述べて置こう。 「実は、日本人と見込んで、貴方の生命をわ....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
処に飛込むんだ。おでん、鍋焼、驕る、といって、一升買わせて、あの白い妾。」 「肝腎の文金が、何、それまで居るものか。」 「僕はむしろ妾に与する。」 三崎座の幟....
星女郎」より 著者:泉鏡花
因って、豪傑はその連中に引渡して、事済んだでございます。 が、唯今もお尋ねの肝腎のその怪い婦人が、姿容、これがそれ御殿女中と申す一件――振袖か詰袖か、裙模様で....
アグニの神」より 著者:芥川竜之介
りました。 板の裂ける音、錠のはね飛ぶ音、――戸はとうとう破れました。しかし肝腎の部屋の中は、まだ香炉に蒼白い火がめらめら燃えているばかり、人気のないようにし....
暗号数字」より 著者:海野十三
断言します。この□□□□□□は、来月の暗号の鍵数字であること疑いないのですが、肝腎の数字が入っていません。これは次の※という場所、つまり銀座の帝都百貨店洋酒部に....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
の大角まで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てた下ごしらえは大掛りだが、肝腎の合戦は音音が仁田山晋六の船を燔いたのが一番壮烈で、数千の兵船を焼いたというが....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
員の提言を容れて直ぐ実行してくれと命じたものを乙の社員の意見でクルリと飜えして肝腎の提言者に通告もしないでやめてしまう。そんな事とは知らないから前に命ぜられた社....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
真剣にならずにいられない性質だから、筆を操れば前後を忘れるほどに熱中した。が、肝腎の芸術的興味が既くの昔に去っていて、気の抜けた酒のような気分になっていたから、....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
等はその横町を曲り、待合やカフェの軒を並べた、狭苦しい往来を歩いて行った。が、肝腎の天神様へは容易に出ることも出来なかった。すると道ばたに女の子が一人メリンスの....