»
舂き
「舂き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舂きの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
合わせて、指に粘りついた飯粒を落とした。そして配縄の引き上げにかかった。 西に
舂きだすと日あしはどんどん歩みを早める。おまけに上のほうからたるみなく吹き落とし....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
のものであろう。自分の郷里においても、夏の夜若い男女がお寺の庭などに集まって、麦
舂きの真似をしながら、相手の歌の文句にかけて即席新作の歌をうたい、勝負を争う催し....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
気は私にはないのである。」 もう二人共いうべき事はなかった。暮れやすい日が西に
舂きはじめたので二人は淋しく立上った。居士の歩調は前よりも一層怪し気であった。 ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
て、人の心を遠く遠く誘うて行く。但東京の屋敷に頼まれて餅を搗く家や、小使取りに餅
舂きに東京に出る若者はあっても、村其ものには何処に師走の忙しさも無い。二十五日、....
「三国志」より 著者:吉川英治
しいぞ」と、野末のほうへ、小手をかざしてさわぎ合っている。 見ると、なるほど、
舂きかけた曠野の果てから、夕陽を負ってとぼとぼとこっちへ向って来る一群れの人馬が....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
けて行けば、美濃との境、磨針峠の上ぐらいまでは、脚をのばせぬこともないと、馬上、
舂きかける陽に思う。 「おううい、おおいっ」 呼ぶ者があった。たれなのか、まだ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
変りはなかった。 そして、今日。 佐用の三日月へ着いたのは、もう山の瀬に陽も
舂き、何となく、秋の夕べの身に迫る頃だった。 「万兵衛さま」 疲れたのか、無口....