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花菱
「花菱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
花菱の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老年」より 著者:芥川竜之介
した。鮮やかな緋《ひ》の色が、三味線の皮にも、ひく人の手にも、七宝《しっぽう》に
花菱《はなびし》の紋が抉《えぐ》ってある、華奢《きゃしゃ》な桐の見台《けんだい》....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
き」を見出すことは稀《まれ》である。直線から成る割菱《わりびし》模様が曲線化して
花菱模様に変ずるとき、模様は「派手《はで》」にはなるが「いき」は跡形《あとかた》....
「鳥辺山心中」より 著者:岡本綺堂
緒になって、お染はふるえながら揚屋《あげや》の門《かど》をくぐった。 あげ屋は
花菱《はなびし》という家で、客は若い侍の七人連れであった。その中で坂田という二十....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
あった。 勝三郎は尋で明治二十九年二月五日に歿した。年は七十七であった。法諡を
花菱院照誉東成信士という。東成はその諱である。墓は浅草|蔵前西福寺内|真行院にあ....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
巻の木刀を捻くり待ちあぐんでいたのも道理、来ようと思う方から来ないで、後の方から
花菱の提灯を提げて来るのを見付け、慥に孝助と思い、相助はズッと進んで、 相「やい....
「山本有三氏の境地」より 著者:宮本百合子
の一人となる。八月、足尾銅山に遊び、処女作「穴」(一幕物)を書く。この作品は川村
花菱氏を通じ伊原青々園の『歌舞伎』にのせられた。 一九一一年。名古屋の或る素人....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
野暮な紋だから屋敷や何かでなけりゃア附けない紋で」 車夫「旦那さんの御紋は………
花菱だけれども、実の
花菱で是も余り人が付けねえ御紋で………えゝえ妙な事があるもん....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
すが、せっかくのことだから、遠慮なく申しますぜ。……酒のほうは、すこしねばるが、
花菱《はなびし》に願いましょう。銚子《ちょうし》では酒の肌が荒れるから、錫のちろ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
》れば、再び芝居町の名物|高麗《こうらい》せんべいの店先《みせさき》(第七図)に
花菱《はなびし》の看板人目を引き、名代福山《なだいふくやま》の蕎麦《そば》(中巻....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
年は振わざりしが、久しく市村座を経営したる劇界功労者の一人なり。 ○三月、川村|
花菱主宰にて有楽座に土曜劇場第一回試演を催す。俳優は藤沢浅二郎経営の俳優学校卒業....