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草野
「草野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
草野の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西航日録」より 著者:井上円了
ストン行きの途上、うそぶくこと左のごとし。 昨夜辞新府、今朝到北陲、車窓何所見、
草野緑無涯。 (昨夜|新府を離れて、今朝は北辺の地に至る。車窓から見えるところは....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
四壁赤く塗り、屋上赤瓦を用い、白赤相映ずるところ、やや人目を引く。市外に林丘あり
草野あり、碧湾これをめぐり、大いに風光に富む。ここよりサンチアゴ市まで二百九マイ....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
以前からあこがれていた近江の金糞ヶ岳へ登ろうと思って、伊吹山の西麓をまき伊吹や東
草野の村を伝って歩きました。今年は近年にない大雪が降ったので附近には雪が三、四尺....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
りは、スカンジナビアかどこか、北欧の景色に似ているという、薄白く霧のかかっている
草野原で、土地の女の子が撫子をつんでいる。 「このへんでお休みになりませんか。」....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
草を、踏分け踏分け陣十郎は歩いた。 街道を馬の列が通って行く。 それを避けて
草野を歩いて行くのである。 (ガーッとどいつかを叩っ切ったら、この心も少しはおち....
「案内人風景」より 著者:黒部溯郎
する裾野路。淙々たる渓流の響。闊葉樹林。駒鳥の声。雪渓。偃松。高山植物を点綴した
草野。そして辿り着いた尾根上の展望。三人はここにルックを投げだして暫く楽しい憩い....
「頭蓋骨の秘密」より 著者:小酒井不木
方なく××村の小学校のそれであって、懐にある蟇口の中はからっぽであり、下駄には「
草野」という焼印が捺されてありました。 その山は××村からF町へ行く途中にあり....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
として美しく開くものは、つぼみとしてまず麗わしく装わねばならなかった。私は平原の
草野において、山百合の花を愛し、深山の灌木において、もっとも白花石楠花を愛する。....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
り、樅林になり、落葉樹林になる。けれども大体の風光は、ゆるやかな勾配を持った畑と
草野から成立っていると謂っていい。これは墺太利でも同じである。 僕は民顕の停車....
「町内の二天才」より 著者:坂口安吾
なア。その倅が、クラゲの運動会じゃアあるまいし、職業野球の花形選手になれるかよ。
草野球のタマ拾いがいいところだ」 「今に見てやがれ。十年の後には何のナニガシと天....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
るは少なし。中国の山は立てり、東北の山は横はれり、紫苑の花萩の花女郎花もしくは秋
草野花をもてかざりとなせる宮城野の一望千里雲烟の間に限り無きが如きは、独り東北の....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
に、眼を一巡させたが、秩父の連山はさらに東南へ低く伸びて、武州児玉郡か北埼玉郡の
草野のなかに、裾を没している。 そこはもう、広茫たる関東平野だ。秩父山の消える....
「雪の宿り」より 著者:神西清
鱗の両和尚と御一緒に往っておられます近江の永源寺、あるいは集九様のおられる近江の
草野、または近いところでは北岩倉の周鳳様のお宿、それに念のため薪の酬恩|庵にお籠....
「或る男の手記」より 著者:豊島与志雄
なさるんです。それも冗談ならいいんですけれど、時々変なことを仰言るんですの。俺は
草野の細君みたいな女が大好きだ、昔から好きだった、が人の細君では仕方がない、お前....
「「草野心平詩集」解説」より 著者:豊島与志雄
草野心平のことを、懇意な人々は心平さんと言う。親愛の気持ちをこめた呼称である。肉....