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行き過ぎ
「行き過ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
行き過ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
「誰かあすこに店の者がいたようじゃないか?――おい、そこだ。」
車夫は五六歩
行き過ぎてから、大廻しに楫棒《かじぼう》を店の前へ下《おろ》した。さすがに慎太郎....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
信任案に賛成せんとする第二の理由であります。 第三には、吉田内閣は、占領政策の
行き過ぎ是正と称して、わが国民主化に最も必要なる諸制度を廃棄して、戦前及び戦時中....
「或る女」より 著者:有島武郎
いか……」
そう応《こた》えて案外|上手《じょうず》に舟を漕《こ》いだ。倉地は
行き過ぎただけを忙《いそ》いで取って返して来た。そして三人はあぶなかしく立ったま....
「橋」より 著者:池谷信三郎
、ホテルへ向うアスファルトの舗道を、音もなく走って行った一台のダイアナであった。
行き過ぎなりに、チラと見た男の顔。幸福を盛ったアラバスタアの盃のように輝かしく、....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
統制に進んだと同一理由である(二八頁)。 新しく統制に入るには、自由主義時代に
行き過ぎた私益中心を抑えるために、最初は反動的に専制即ち強制を相当強く用いなけれ....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
消えますと申します、お怨みには思いません。」 「許して下さるか。」 「女の口から
行き過ぎではございますが、」 「許して下さる。」 「はい、」 「それではどうぞ、....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
に来たろう―― 来やがったろう、と言いたくらいだ。そりの合わない……というのも
行き過ぎか、合うにも合わないにも妙齢の女なんぞ影も見せたことのない処へ何しに来た....
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
さいまし」 渠は直ちに踵《きびす》を回《めぐ》らして、鼻唄《はなうた》まじりに
行き過ぎぬ。欣弥は何思いけん、 「おい、車夫《くるまや》!」とにわかに呼び住《と....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
る。ちとばかり前に、近頃は余り江戸|向では見掛けない、よかよか飴屋が、衝と足早に
行き過ぎた。そのあとへ、学校がえりの女学生が一人、これは雑司ヶ|谷の方から来て、....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
、すぐに久能谷の出口を突切り、紅白の牡丹の花、はっと俤に立つばかり、ひらりと前を
行き過ぎる。 「お待ちちょいと、」 と声をかけた美女は起直った。今の姿をそのま....
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
で、向うから行き違って、一件を見ると声を揃えて、(やあ、西岡先生。)と大笑をして
行き過ぎたが、何のこった知らんと、当座は気が着かずに居たっけがね。何だとさ、学校....
「山吹」より 著者:泉鏡花
家 ああそうです。(拱きたる腕を解く)……「そこに奥さまがおいでです。」と言って
行き過ぎました。成程……貴女の事でしたか。お連になって一所に出掛けたとでも思った....
「余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
の点では彼は得意であつた。 源太はある日駿河浮島原で小高い所にのぼり、目の前を
行き過ぎるおびただしい馬の流れを見ていた。 どの馬を見ても磨墨ほどの逸物はいな....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
拶したら、彼女はどこの誰だっけ?……といったようなとぼけた顔をして、返事もせずに
行き過ぎたなどという話題を提供したこともあったほどである。「あの年で、ああして一....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
込んでいただかなければ、まるでお役に立ちませんよ」 「なァに、役者になるには年が
行き過ぎているくらいなのですから、いよいよ決心してやるなら、自分でも考えが出るで....