»
裏を
「裏を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裏をの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
を着た子供を抱《だ》いている。そのうちにカッフェはおのずからまわり、コック部屋の
裏を現わしてしまう。コック部屋の裏には煙突《えんとつ》が一本。そこにはまた労働者....
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
る。
―――――――――――――――――
相手の用意に
裏をかかれた盗人の群れは、裏門を襲った一隊も、防ぎ矢に射しらまされたのを始めとし....
「春」より 著者:芥川竜之介
上に出ないものだった。広子はそれでも油断せずに妹の顔色を窺《うかが》ったり、話の
裏を考えたり、一二度は鎌《かま》さえかけて見たりした。しかし辰子は電燈の光に落ち....
「河童」より 著者:芥川竜之介
なければならぬ
たとい芝居《しばい》の背景の前にも。
(そのまた背景の
裏を見れば、継ぎはぎだらけのカンヴァスばかりだ?)――
けれども僕はこの詩....
「たね子の憂鬱」より 著者:芥川竜之介
えない訣《わけ》には行《ゆ》かなかった。
彼等はこのレストオランをあとに銀座の
裏を歩いて行った。夫はやっと義務を果した満足を感じているらしかった。が、たね子は....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
ば、どうする心算か知らないにもせよ、とにかくかけ換のない泰さんの計画が、あの婆に
裏を掻《か》かれる以上、それこそ万事休してしまうよりほかはありません。ですから新....
「夢」より 著者:芥川竜之介
この絨氈の裏は何色だったかしら?」――そんなこともわたしには気がかりだった。が、
裏をまくって見ることは妙にわたしには恐しかった。わたしは便所へ行った後、※々《そ....
「或る女」より 著者:有島武郎
らはそれとしていちばん葉子を失望させたのは同棲《どうせい》後始めて男というものの
裏を返して見た事だった。葉子を確実に占領したという意識に裏書きされた木部は、今ま....
「或る女」より 著者:有島武郎
るよりはもっと冷静な功利的な打算が行なわれていると決める事ができるほど木村の心の
裏を察していないではなかった。葉子の倉地に対する心持ちから考えると木村の葉子に対....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
る時に、彼れはつまごを脱いでから、我れにもなく手拭《てぬぐい》を腰から抜いて足の
裏を綺麗《きれい》に押拭った。澄んだ水の表面の外《ほか》に、自然には決してない滑....
「溺れかけた兄妹」より 著者:有島武郎
》がふらふらしました。けれどもそれが私たちには面白くってならなかったのです。足の
裏をくすむるように砂が掘れて足がどんどん深く埋《うず》まってゆくのがこの上なく面....
「星座」より 著者:有島武郎
も西山君のことだから、言いたい放題をいっているかもしれないが……」
清逸の心の
裏をかくとでもいうような言葉がしばらくしてからまた園の唇を漏《も》れた。清逸はか....
「聖書」より 著者:生田春月
じく椅子の上に身を反らして、片足を膝の上に載せたはいいが、恥しながら真黒な足袋の
裏を見せて、やっぱり葉巻をささげて、少し首を入口の方へふり向けてロセッティを見て....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
かるのを極力避けていたのだがたまたま乱闘の四、五日か一週間後だったと思う、学校の
裏を歩いていた時、到頭縦横倶楽部の連中にぶつかった。「一寸来い」といって、私は縦....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
からないのに違いない。たといデカダンスの詩人だったとしても、僕は決してこういう町
裏を徘徊する気にはならなかったであろう。けれども明治時代の風刺詩人斎藤緑雨は、十....