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触込
「触込〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
触込の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「酒中日記」より 著者:国木田独歩
いものを世話してやるだけのこと、もっとも性の知れぬお方は御免|被《こうむ》るとの
触込《ふれこ》み。 自体拙者は気に入らないので、頻《しき》りと止めてみたが、も....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
近の百姓に命じてひそかに警戒せしめていた。 所が、幸村、父昌幸の法事を営むとの
触込みで、附近の名主大庄屋と云った連中を招待して、下戸上戸の区別なく酒を強い、酔....
「家」より 著者:島崎藤村
た右の手を左で癖のように揉みながら、「君の留守に大芝居サ。八王子の方の豪家という
触込で、取巻が多勢|随いて、兄さんの事業を見に来た男がある。なにしろ、君、
触込が....
「新世帯」より 著者:徳田秋声
ので、長い間苦労をさせられた。それから間もなく小野と懇意になった。会社員だという
触込みであったが、覩ると聴くとは大違いで、一緒に世帯を持って見ると、いろいろの襤....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
正元年 八月十四日)
葬式
一
午前十時と云う
触込みなので、十一時に寺本さんの家に往って見ると、納屋と上塗せぬ土蔵の間の大きな....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
それ女大名の信長公でさ。鳴かずんば鳴かして見しょう、日中に時鳥を聞くんだ、という
触込みで、天王寺へ練込みましたさ、貴方。 幇間が先へ廻って、あの五重の塔の天辺....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
さる光悦ファンの金持があって、光悦に関する限り、価を惜しまず名品を集めたいという
触込みを先触れとして、それに準じて光悦以上、光悦以下、或いは光悦以前、光悦以後に....
「雁」より 著者:森鴎外
した頭に一杓の冷水を浴せたのである。 しかし末造は飽くまで立派な実業家だと云う
触込を実にしなくてはならぬと思っているので、先方へはおお様な処が見せたさに、とう....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
両党策動
目黒の料亭「あかね」の二階――四間つづきを借切って、無尽講だとの
触込みで、雨の中の黄昏時から集まって来た一群の人々があった。
もう白髪の交って....
「日記」より 著者:宮本百合子
く、明日又来ると云ったそうだから来たら会い話さなければなるまい。家政婦などと云う
触込みで来たのではつまり女中と同じことをして、給金だけは多いと云うことになるので....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
》さんというのは赤阪《あかさか》溜池《ためいけ》の自動車輸入商会の支配人だという
触込《ふれこ》みで、一時《ひとしきり》は毎日のように女給のひまな昼過ぎを目掛けて....
「山の人生」より 著者:柳田国男
な不思議な画姿であったという。ただしこれは和尚ではなくて、由ある京都の公家という
触込で、遠州路から山坂を越えて、この村に遣ってきて泊った。出入ともに駕籠の戸を開....
「春水と三馬」より 著者:桑木厳翼
訓談であるが、滑稽味を失わさぬ為に常に何等かの失策を伴わしめて居る。即ち有福者の
触込みに莫大な謝金を目算して居たのが口先きばかりに終ったり、清貧に苦しむ住持に十....