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「迎へ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

迎への前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪柳」より 著者:泉鏡花
、兄は快く一間に招じた。上品な姉の、寝乱れた姿も見せず、早くきちんと着かえて、出迎へたのも頼もしい。 途中、五位鷺の声もきかず、ただ西福寺裏で行逢った、寂しく....
単独行」より 著者:加藤文太郎
れば穂高もだいぶ俗化したようだ。次に穂高小屋からの葉書を紹介する。「謹んで新年を迎へ奉り併せて高堂の万福を祈上候|燦として輝く新春の光に白雪を頂くアルプスの連峰....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
し所へおはして、それよりぞ東に赴かせ給ふ。同じ二十五日鎌倉へ着かせ給ふにも、御関迎へとてゆゆしき武士ども打ち連れて参る。宮は菊のとれんじの御輿に御簾あげて、御覧....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
窓よりわが見出だすは、 彼人|来やと待つばかり。 門の外へわが出で行くは、 彼人迎へに行くばかり。 ををしき彼人の歩みざま。 けだかき彼人の姿。 その脣の微笑....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
んで吟誦するのである。他の三首も皆佳作で棄てがたい。 君が行日長くなりぬ山|尋ね迎へか行かむ待ちにか待たむ (巻二・八五) 斯くばかり恋ひつつあらずは高山の磐根....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
だらう、でも私時計見ないもの、全然たよりない。仕方がないから玉川関にいひふくめて迎へに行つて貰ふ。十一時頃迎へにやると一緒に五時頃帰つてくる。そんなに長く遊んで....
わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
破壊の影が自分とレシイナの平和にまで及ぶだらうと考へると、曾ては最大の敬意を以て迎へた神父であつたけれども、秘密に殺したくなつてきた。気違ひめ。俺は気違ひは嫌ひ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
延胤を若先生と呼んでいる。思いがけなくもその人を見るよろこびに加えて、一行を家に迎へ入れ、自分の田舎を見て行ってもらうことのできるというは、半蔵にとって夢のよう....
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
人に頼んで都に送り、わがまことの心境は「吉野山やがて出でんと思ふ身を花散る頃はお迎へたのむ」というような馬鹿げたものにて、みずから省みて苦笑の他なく、けれども、....
律子と貞子」より 著者:太宰治
を三浦君に読ませた。 ――イエス或村に入り給へば、マルタと名づくる女おのが家に迎へ入る。その姉妹にマリヤといふ者ありて、イエスの足下に坐し、御言《みことば》を....
雑記」より 著者:種田山頭火
朶を五六本折ってきて瓶に挿した。それだけで十分だった。 歯朶活けて五十二の春を迎へた お屠蘇は緑平老から、数の子は元寛坊から、餅は樹明居から頂戴した。 ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
れたのも深く感謝する所である。 以上の如き数々の祝賀会に対しては、私が自筆の『迎へしは古来稀なる春ぢやげな』の句を染出した帛紗を配った。が、京都や大阪や松山の....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
かのう》の古法を窺《うかが》ひ、後《のち》自《みずか》ら歌麿《うたまろ》の画風を迎へてよくこれを咀嚼《そしゃく》し、更に一転して支那画の筆法を味《あじわ》ひまた....
中里介山の『大菩薩峠』」より 著者:三田村鳶魚
若党の一学という者が、能登守の奥様の病気でおられることをいって、「一日も早く、お迎へ申したいと家来共一同その事のお噂を申上げない日とてはござりませぬ」と書いてあ....
短歌習作」より 著者:宮本百合子
ひたり 意志悪な小姑の如シク/\と いたむ虫歯に我はなやめり 亡き人のたまを迎へて鳴くと云ふ 犬の遠吠我はおびへぬ あるまゝにうつす鏡のにくらしき ....